雲仙地獄:光景、音、匂いを感じながら雲仙の歴史を辿る「地獄めぐり」は雲仙温泉の定番観光

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長崎県南部にある、島原半島の中央にそびえる「雲仙岳 (うんぜんだけ)」。そこには絶え間ない噴気と硫黄の匂いが立ち込める、強酸性の湯が沸く「地獄」と呼ばれる地が約30か所あります。それらの地獄は総称して「雲仙地獄」と呼ばれ、雲仙温泉を代表する観光名所として、沢山の観光客が訪れます。

また雲仙地獄は、江戸時代にキリシタン殉教の悲しい舞台となった場所でもあります。
「地獄めぐり」は、様々な言い伝えの残る地獄を、噴気の中、歴史を辿りながら歩いて巡る定番の観光コースです。所要時間の目安は45分ほどですが、地熱を楽しむ「雲仙地獄足蒸し」や温泉卵を楽しむ場合はもう少し時間が必要でしょう。
雲仙地獄は24時間いつでも訪れる事が可能で、入場料も必要ありません。雲仙温泉に宿泊した際は朝の散歩コースとしてもおすすめです。

ライトアップされた雲仙地獄を巡るナイトツアーも開催されており、昼間とはまた異なった (地獄感の増した?)景観が楽しめると人気です。(予約制/有料)

目次

キリシタン殉教碑

雲仙地獄では、1627年 (寛永4年) から数年に渡りキリシタンを棄教させるために過酷な拷問が行われ、この地で33名のキリスト教徒が殉教しました。両足を縄で縛られ逆さ吊りにされると、湯壺に浸けては引き上げる責め苦を受け、絶命するまで湯を浴びさせられたのち、遺体は湯壺の中に沈められたのだそう。

現在、私たちがその景観から地獄といっている雲仙地獄は、殉教者たちにとってはまさに本当の地獄だったのです。

地獄めぐり

お糸地獄

昔、島原城下で暮らしていたお糸という女性が密通した挙句、夫を殺してしまい処刑されました。(密通とは現代で使われる言葉で不倫ですね)
処刑が行われた頃に地獄が噴出したので「家庭を壊すと地獄におちる」との戒めから「お糸地獄」の名前がついたと言われています。

邪見地獄

邪見 (じゃけん) というのはよこしまな考えや、妬み、不正な心の事です。この温泉を飲むと嫉妬心から生まれた周囲の人との不安がなくなると言われていたそうですが、実際には強酸性の雲仙温泉の水は飲めません。
「邪見を捨てる場所」を意味していたのではないか、と言われています。

泥火山

強酸性の温泉水が岩盤を腐食させて泥を作ります。それらがコボコボと噴出されることによって円錐状に盛り上がり、火山のような形を造っていきます。

規模は小さいですが、雲仙地獄のなかではここだけでしか見る事ができない光景です。

清七地獄と湯けむり橋

湯けむり橋は清七地獄の遊歩道で、立ち上る湯けむりに包まれ、時にはすぐ前も見えない程に。
湯けむりはポカポカと温かく、硫黄の匂いとともに、温泉に入っているかの様な気分になれるかもしれません。

清七地獄の名はキリスト教禁止令で処刑された「清七」の名に由来しています。
清七が処刑された時期にこの地獄も湧き始めたので、「清七地獄」と呼ばれるようになったと言われています。

「雲仙地獄足蒸し」で地獄の熱を感じる

地獄めぐりで疲れた足におすすめなのが雲仙地獄足蒸しで、石造りのベンチに腰掛け、すのこに足を乗せればじんわりと大地の熱を感じる事ができます。

雲仙地獄名物「温泉たまご」で長寿の願掛け

雲仙地獄足蒸しの隣にある雲仙地獄茶屋では、雲仙地獄で蒸した出来立て熱々の卵を楽しむ事ができます。
「1個食べたら、1年長生き。2個食べたら2年長生き。3個食べたら死ぬまで長生き」と言われており、繁忙期には1日に2,000個以上売れる名物商品です。

雲仙地獄インフォメーション

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名称
雲仙地獄
住所 [Google Map]
〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙
営業時間
24時間
定休日
無し
入場料金
無料
駐車場
あり
公式サイト
https://www.unzen.org/watch/jigoku/oku/
施設サービス情報
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