旅する本のススメVol.1「東京するめクラブ 地球のはぐれ方」著/村上春樹・吉本由美・都築響一

皆さんこんにちは、ライターのナオです。
近ごろはコロナやなんやらで、なかなか思うように旅行できていない方も多いのではないでしょうか。
そんな時は旅行記を読んで、きたる旅の日に備えてはいかがでしょうか。

この不定期連載旅する本のススメでは、旅欲(たびよく)を高めてくれるおすすめの旅本をご紹介します。
第一回目は「東京するめクラブ 地球のはぐれ方」著/村上春樹・吉本由美・都築響一です。

目次

「東京するめクラブ 地球のはぐれ方」はどんな本?

この本は、小説家の村上春樹さん、エッセイストの吉本由美さん、写真家の都築響一さんの三人が、ちょっと変なところを旅行して回り、旅の途中で気になったものをそれぞれ書きとめて1冊にまとめた本です。
もともと友人同士の三人で何か面白いことをと、村上さんがこの企画を立ち上げたそうです。

たいしたもんじゃないけれど、くちゃくちゃ噛んでるうちに味が出てくるのでは……なるコンセプトのもとに結成された「東京するめクラブ」。村上隊長を先頭に好奇心のおもむくまま、「ちょっと変な」ところを見てまわった、驚天動地のトラベルエッセイ。まずは魔都・名古屋にて、名物喫茶メニュー<甘口抹茶小倉スパ>に悶絶トライ!

内容紹介(裏表紙より)

内容紹介にもあるように本著では国内外の“ちょっと変なところ”がレポートされており、読んでるうちに旅欲高まること間違いなしのエッセイです。

名古屋・熱海・ホノルル……計6か所の“ちょっと変なところ”

本著で三人が旅するのは、名古屋・熱海・ホノルル・江の島・サハリン・清里の計6か所。

もとは2002年から「TITLE」という雑誌で連載していた内容のため、名古屋飯など今では全国区になった“ちょっと変なもの”も中にはありますが、名古屋の<女装クラブ>ハワイの<キャッチ・オブ・ザデイ・SUSHI>サハリンでのミニキャンプ熱海の秘宝館などなど、好奇心が刺激されるB級?C級?スポットについて愛ある視線で紹介されています。

また、“名古屋の花泥棒”(スーパーの開店祝いなどで置かれた生花は、いくらでも取っていいという名古屋の風習を著者が命名したもの)など、旅人の視点でこそ気づける独特な風習なども紹介されており、面白いものを見逃さない旅人の心得指南書としても役立つでしょう。

こんな人にオススメの1冊

本書の魅力は、熱海や江の島など比較的行きやすい有名観光地の日陰の魅力にスポットを当てていること。
いうなれば、有名アーティストのB面集アルバム的な趣があります。

この本で紹介されている場所へ実際に訪れるも良し、また地元や旅先で本書に紹介されているような“ちょっと変なところ”を探すも良し、新たな旅の楽しみを教えてくれるでしょう。なかなか遠くへ旅行できない、最近旅行してもマンネリでつまらない、そんな人にオススメの1冊です。

※本記事に掲載されている内容や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認ください。
また、内容に関する修正のご依頼はこちらよりお願いいたします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次