旅する本のススメVol.3「散歩もの」著/久住昌之・谷口ジロー

散歩は短い旅である。こんにちはライターのナオです。
今回ご紹介する旅本は、“孤独のグルメ”でおなじみ原作・久住昌之/画・谷口ジロー作の漫画『散歩もの』です。
原作者の久住昌之さんが、実際に散歩をしてストーリーを考えたという本作は、散歩の魅力がギュッと詰まった一冊になっています。

目次

漫画「散歩もの」はどんな本?

散歩ものは、もともと通販生活という雑誌で連載されていた漫画です。
原作者の久住昌之さんは、この連載のストーリーを考えるために実際に街を散歩したそうです。
その散歩をするときの決め事が下記の三つ

  • 調べない。(観光ガイドなどを一切調べない)
  • 道草を食う。(興味のおもむくままに歩く)
  • ダンどらない。(時間を限らずのんびり歩く)

本作の主人公は散歩を「意味無く歩くことの楽しみ」と考えているそうで、久住さんもそれに倣い散歩をすることにしたそうです。
この三つのルールは、自分が旅行や散歩をするときに取り入れると、新しい楽しみ方が出来そうですね。

味わい深いストーリーと精緻な絵が、僕らを散歩へいざなう……

漫画内には出てこないが、久住さんがストーリーを考える際に散歩したという中野ブロードウェイ。

あの“孤独のグルメ”のコンビが散歩を題材に描いた漫画とあっては、面白くないわけがありません。
収録されている漫画が8話と少ないのは残念ですが、谷口ジローさんの精緻な絵を目で味わいつつ、ゆっくり読みたい漫画です。
主人公の上野原譲二(名前はあとがきで判明)が、独り言をつぶやきながら観光名所でない普通の街を散歩するのを読むうちに、自分も知らない街をブラブラ歩きたくなってくる……そんな旅の原点、知らない土地を歩く楽しみを再認識させてくれる一冊です。

こんな人にオススメの1冊

散歩って観光とは違う
目的なんて持たず自分の好きなようにのんびり歩けることの喜びです

散歩もの 第七話より

主人公が散歩するのは、観光地ではなく普通の街中。
旅の楽しみって遠くへ行かなくても味わえるよねってことに気づかせてくれます。
「忙しくて最近旅行に行けてないなぁ」なんて考えているあなたに、ぜひ読んでほしい一冊です。
そして、散歩に行く際はスマホは禁止!迷子になるのも楽しむ気持ちで歩いてみましょう♪


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