女性なら「美の神様がいる神社」と聞いたら、行ってみたいと思わずにいられないですよね。
神社仏閣によってご利益の種類は様々ありますが、全国にはちょっと変わったご利益で人気のスポットが沢山あります。
今回は京都にある、他とは少し違う、ちょっと変わったご利益やピンポイントなご利益をうたっている神社仏閣5か所をご紹介します。
女性なら誰もがあやかりたい美の神様【美御前社】(うつくしごぜんしゃ)

八坂神社の境内にある美御前社(うつくしごぜんしゃ)に祀られている宗像三女神は容姿端麗であったとの言い伝えがあり、美をつかさどる神様として厚く信仰されています。美しくなりたいと願う女性が大勢訪れる人気の場所となっていますが、その他にも、美容・理容関係者、芸能関係者が多く訪れ、毎年11月には、理容や美容に携わる人の技術向上と発展を祈願した「理容美容感謝祭」が執り行われています。
社前にはご神水「美容水」が湧き出ており、数滴を肌につけると身も心も美しくなると言われています。
祇園の舞妓さんや芸妓さんの中には、毎日この美御前社にお参りにくる方もいるそうで、祇園の美しさの源ともいえる、美のパワースポットとなっています。

住所:京都市東山区祇園町北側625 八坂神社境内 [GoogleMap]
八坂神社ホームページ:https://www.yasaka-jinja.or.jp/
有名芸能人の名前がずらり【芸能神社】(げいのうじんじゃ)

車折神社(くるまざきじんじゃ)境内にある芸能神社はあらゆる芸能・芸術にご利益があると言われ、有名芸能人もこぞって参拝に訪れています。
所狭しと奉納されている朱の玉垣(たまがき)には有名人の名前がズラリ。
大物俳優、ミュージシャン、アイドル、お笑い芸人、スポーツ選手など、誰もが知る名前が連なっていますが、この玉垣、もちろん一般の人でも奉納する事ができます。
奉納料は1枚 13,000円 掲載期間は申込日より2年間。(車折神社ホームページより。2021年11月時点)
芸能、芸術を極めたい方は是非ここ、芸能神社で著名人と肩を並べてはいかがでしょうか。
住所:〒616-8343 京都府京都市右京区嵯峨朝日町23 [GoogleMap]
車折神社ホームページ:http://www.kurumazakijinja.or.jp/
目にまつわる悩みを解決【眼力社】(がんりきしゃ)

千本鳥居でお馴染みの伏見稲荷大社にある眼力社は、その名の通り「眼の病が良くなる」ご利益のある神さまです。語り継がれる不思議なご利益が沢山あるそうで、奉納されている鳥居の数がそれを物語っています。
この眼力社、目の病だけではなく「先見の明 (めい)・眼力が授かる」ご利益もあるので事業主の方、証券取引関係者にも、大変人気があります。はたまた、競馬や競艇など、ギャンブルのここ一番というときに訪れる人もいるとか。
眼力社までは伏見稲荷大社の本殿から山頂に向かい40分ほど歩きます。
すこし時間がかかりますが、その途中には随所にお社がお祀りされており、沢山の鳥居や展望スポット、茶店もあるので神様の力を感じながら、ゆったりと巡ってみてはいかがでしょうか。

住所:〒612-0804 京都府京都市伏見区稲荷山官有地19 [GoogleMap]
伏見稲荷大社ホームページ:http://inari.jp/
ハイテク社会にご利益をもたらしてくれる【電電宮】(でんでんぐう)

嵐山の法輪寺にお祀りされている電電明神は雷・稲妻の神様であることから、現代では電気・電波の守り神として、有名なご利益スポットとなりました。
1864年の禁門の変 (きんもんのへん) で電電明神は消失し、以降は仮宮のままでしたが1956年 (昭和31年) に電気電波関係業界の発展を祈願するため電電宮として新たに祀られる事となりました。その後、1969年 (昭和44年) に現在の宮殿が再建され、1979年 (昭和54年)にはこの電電宮を運営し護っていく為の「電電宮護持会」が結成され、そこには今日の電気業界・通信業界を支えている大手企業が名前を連ねています。
ここで手に入れられるお守りはちょっと変わっていて、それはなんと、microSDカード!
虚空蔵菩薩像の画像データが入っているので、待ち受けにしてご利益を頂きましょう。残りの容量は自由に使うことが出来ます。
その他にもスマホやタブレット、PCに貼れるステッカータイプの護符も好評だそうです。
住所:〒616-0006 京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町16 [GoogleMap]
法輪寺ホームページ:https://www.kokuzohourinji.com/index.html
足腰に悩みを抱えている人はここ【護王神社】(ごおうじんじゃ)

足腰に悩みを抱える人や、マラソンランナー・陸上選手が多くお参りに訪れるのがここ、護王神社です。
平安京の建都に貢献した事で知られている和気清麻呂公 (わけのきよまろこう) がお祀りされており、その和気清麻呂公が道鏡事件で足を負傷し立つこともままならなかった時、イノシシのご守護によって難を逃れ、不思議と立って歩けるようになったという故事に因んで、足腰の守護神と仰がれています。
健康長寿の秘訣はまず足からと言います。足腰の健康を祈願しに訪れてみてはいかがでしょう。

護王神社は別名「いのしし神社」とも呼ばれており、入り口では狛犬ではなく、狛イノシシが出迎えてくれます。
境内にはいたるところにイノシシにちなんだものが存在しているので、見つけてみてください。
住所:〒602-8011 京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385 [GoogleMap]
護王神社ホームページ:http://www.gooujinja.or.jp/
困った時も、困っていない時の神頼みも、信じる気持ちを持って参拝すれが、きっとご利益があるはず。
全国にはまだまだちょっとピンポイントなご利益を頂くことができる神社仏閣が沢山あります。地域毎に順次ご紹介していくのでお楽しみに。