【富士山の歴史トリビア】あなたはいくつ知っていますか?

日本の象徴ともいえる富士山。
旅行で日本に訪れる際に、目的地に選ぶ人も多いのではないでしょうか?

今回は歴史から場所、おすすめなハイキングコースまで、富士山の魅力に迫っていきましょう。

目次

富士山の標高、そして場所はどこにある?

富士山の高さは、3,776m。

世界一高い山のエベレスト(8,848m)や、2番目のK2(8,611m)に比べると低く感じますが、富士山は日本の山の中で一番高い山になります。

場所は、日本列島の中央辺りに位置しており、かなり広範囲で富士山の雄姿を望むことができます。
東京からも3時間ほどで行ける距離で、新宿バスターミナルから、富士山中腹までを繋ぐバスも発着しています。

参照:富士急行ホームページ(外部リンクが開きます)

東京から京都方面へ行く際は、新幹線の座席は右側を確保しましょう。

日本観光で東京から京都へ移動する際に、富士山を経由してハイキングを楽しむ人も多いそうです。
その際、富士山を登るのもいいですが、東京から京都を繋ぐ新幹線の車窓から、雄大な富士山を見るのもおすすめですよ。

富士山の場所はどこ?

富士山は、静岡県と山梨県の県境を跨ぐように聳え立っています。
そのため静岡県民と山梨県民との間では、「富士山はどちらのものか」という論争が度々起こっています。

一般的には静岡県側からの富士山の眺望を“表富士”と、対して山梨県側からは“裏富士”と言ったりしますが、成層火山のお手本のような綺麗な富士山を見たい場合は、山梨県側から見ることをおすすめします。

ちなみに富士山の山頂は(正確には8合目より上)、浅間神社の境内という扱いで、どちらの県にも属していないのです。

ここが富士山が見える最遠の地。色川富士見峠の場所

富士山は、空気が澄んだ日なら100km以上離れた東京からでも見ることができます。
では富士山が見られる一番遠い場所はどこなのでしょう。

正解は、富士山から322km離れた和歌山県には色川富士見峠(富士山を望むことができる峠)。
天気が良く澄んだ空気の日には、こんなに遠い場所からでも富士山を望むことできます。

ちなみに、この峠はもともと小麦峠という名称でしたが、写真家の京本さんが、2013年に富士山の撮影に成功した遠方の場所として、富士見峠と名称が変わりました。

参照:那智勝浦町ホームページ(外部リンクが開きます)

最後の噴火と世界遺産の理由

古代の日本人にとって富士山は、畏れ崇める信仰の対象で、“神が住む山”と考えられていました。

なぜならば、かつての富士山は火山活動が活発な活火山だったためです。
一番最近に噴火したのは西暦1707年のこと。
300年近く噴火が起こっていないことになりますが、古い文献を調べると西暦781年以後に16回もの噴火が記録されるほどで、噴火の耐えない山でした。

最近の穏やかな富士山のイメージと異なりますが、噴火の多い富士山を見た昔の人々が、“山の噴火は神々の怒り”と考えるのは無理もありません。

葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏

富士山の雄大な姿から、芸術的なインスピレーションを得る芸術家も多く、古くから富士山を題材とする作品がたくさん生み出されました。
代表的な画家を挙げるとするなら葛飾北斎は外せません。
なぜなら葛飾北斎特有の力強い太い線、そして独特の彩色センスは日本描画の歴史においても唯一無二の存在で、彼が描くデフォルメされた富士山は、数百年経っても色褪せることはありません。

また、約1000年前に秦致貞(はたのちてん)が造った絵画“聖徳太子絵伝(しょうとくたいしえでん)”の中にも富士山が描かれており、富士山と芸術が古来より密接な関係だったことがわかります。

富士山ができたのはいつ?はじめは漢字も、「富士」と書かなかった。

一番始めの噴火はというと、70万年から20万年前のこと。
元々2000m級の3つの山があった場所ですが、幾度となく噴火を繰り返し、溶岩や火山灰が堆積していき、約1万年前に現在の富士山の様な形になりました。

さらには富士山周辺では1万2千年~3千年前の遺跡が見つかっており、その頃から日本人にとって富士山は大切な山だったのではないか、と考えられています。

現代の私たちと、遠い祖先の日本人で、見ている富士山の形が異なるというのは、なんとも不思議な感覚です。

尚、富士山を表す漢字ですが、今の字が使われ出したのは鎌倉時代(西暦1185年~1333年)のことで、それ以前は“他に比べようがない唯一無二”という意味で、“不二”の漢字が使われていました。

富士山ハイキングコースをチェックしよう!

富士山は有名な山でありながら、一泊二日の工程で行って帰ってこれるほどの難易度となっています。

登山ルートは全部で4種類。成層火山でキレイな円錐形をしているため、西側を除いた3つの方角にルートが整備されています。

登り始める登山口によって距離や混雑具合が異なりますので、自分に合ったルートを探してみましょう。

スクロールできます
富士吉田ルート須走ルート御殿場ルート富士宮ルート
登山口の標高2,305m1,970m1,440m2,380m
登山目安時間[登り]6時間/[下り]4時間[登り]6時間/[下り]3時間[登り]7時間/[下り]3時間[登り]5時間/[下り]3時間
工程距離[登り]6.8km/[下り]7.2km[登り]6.9km/[下り]6.2km[登り]10.5km/[下り]8.4km[登り]4.3km/[下り]4.3km
登山道情報・登山道と下山道は別ルート
・本八合目から山頂は須走ルートと共通
・登山道と下山道はほとんど別ルート
・本八合目から山頂は富士吉田ルートと共通
・五合目から七合目まで、登山道と下山道は別ルート・登山道と下山道は別ルート
地形情報・五合目から六合目までほとんど平坦な道
・六合目から七合目までジグザク道
・七合目から頂上まで岩場
・五合目から七合目まで緩やかな登り
・八合目から頂上まで岩場
・距離が長いため健康な人向き
・夜間や濃霧時は。道に迷いやすい
・全体的になだらかな傾斜で、岩場が多い。
建物情報・山小屋あり
・売店5軒
・トイレ
・登山情報提供施設
・山小屋あり
・売店2軒
・トイレ
・登山情報提供施設
・山小屋あり(少ない)
・売店1軒
・トイレ
・登山情報提供施設
・山小屋あり
・売店1軒
・トイレ
・登山情報提供施設
混雑具合混雑する一部混雑混雑しない一部混雑
2019年登山者数149,969人20,215人12,230人 53,232人

冒頭で書いた富士急行バスで富士山へ行こうとする場合は、バスの終点「富士スバルライン5合目駅」で下車して、1km離れた富士吉田口から登りましょう。

頂上からの景色

富士山山頂からの展望は、どこを切り取っても絶景が広がっています。
ましてや数時間大変な思いをして登ってきた達成感もあって、その喜びはひとしおでしょう。

片道にかかる所要時間から、途中の山小屋で一泊をして翌日の御来光を見てから下山をする人も多いです。
早朝の富士山山頂は、4つのルートからそれぞれ登ってきた、登山客で込み合っていて渋滞も起きやすいです。

このあとのスケジュールを確認しながら、余裕を持って行動することをおすすめします。

太陽の位置によっては、自分たちの影が山肌に映ることも。こういったことも下山中の楽しみです。

※本記事に掲載されている内容や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認ください。
また、内容に関する修正のご依頼はこちらよりお願いいたします。

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