この冬の節電対策はこれで決まり!着る毛布『半纏』で体ポカポカ

電気代の高騰を受け、この冬の節電対策をあれこれと考えている人もいるのではないでしょうか。日本では古くから暖をとる術として湯たんぽこたつ行火 (あんか) などがありますが、今回取り上げるのは江戸時代に庶民の間で広まった防寒着『纏 (はんてん)です。

地域や人によっては半纏と聞くとお祭りの時に着るものを思い浮かべるかもしれませんが、ここでは寒い冬に着るものを指します。ではなぜ、夏祭りに着るものと、真冬の防寒着が同じ名前で呼ばれたりするのでしょうか? 不思議ですね。

近年、半纏はひそかなブームとなっていて、おしゃれなデザインのものがアパレルメーカーなどから販売されています。ここでは半纏の歴史とともに、この冬おすすめの半纏をご紹介します。

目次

半纏と法被との違いは?

法被 (はっぴ) と聞くとお祭りや、電気屋の店員さん(!?)を思い浮かべる人が多いと思いますが、もとは江戸時代に武士が家紋を入れたものを着用したものが始まりと言われています。当時は衿 (えり)を返して羽織のように着ていました。

やがて法被は庶民の間でも人気となり、商人が自分のお店のマークを背中に入れたり、所属名や意思を衿に文字として入れたものが、作業着や町火消の装束、祭りで着用するものとして広まりましたが、庶民の贅沢を禁止する奢侈禁止令 (しゃしきんしれい) により、庶民は法被を着る事ができなくなってしまいました。

そこで、一部の庶民は知恵をしぼり「これは法被ではなく、半纏だ!」と言い張れる様に、衿を返さず立てた着こなしで法令の目をくぐり抜けたのでした。
今日、お祭りの時に着られる法被が法被とも半纏とも呼ばれるのはこのような歴史があったためです。

半纏の選び方

袖のタイプで選ぶ

半纏には長袖・半袖・袖なしタイプがあり、半袖のものは『奴 (やっこ) 』、袖なしは『ちゃんちゃんこ』とも呼ばれます
暖かさを求めるなら、当然手首までの長袖がおすすめ。半袖・袖なしタイプは作業をするときに便利で、調理や洗い物などをする時は袖なしタイプがおすすめです。

素材で選ぶ

通常の洋服選びと同様に、肌触りを重視するのであれば『綿生地』がおすすめです。また綿は、静電気が起こりにくい素材である点も良いところです。ただし、縮みやすいという欠点もありますので洗濯の際には注意を払いましょう。

一方、『化学繊維生地』軽量というメリットがあります。半纏は表地、裏地、中綿で作られており、大きめの作りである為どうしても重くなりがちです。長時間着用する人やお年寄りなどは重さも気にしながら選ぶといいでしょう。
いずれも、目のつまった生地の方が保温性が高いので選ぶときの参考にしてください。

次に中綿ですが、比較的安価な半纏のほとんどはポリエステル、レーヨンなどの化繊綿が使われています。生地と同様に軽量であったり、適度な厚みによって保温性が確保されるメリットがあります。
綿わた100%の半纏は薄手でしっとりと体に馴染む仕上がりが人気で、もこもこしたタイプが苦手な人におすすめ。また、絹100%わたを使用した高級半纏は、綿わた100%のものより更に薄く、独特の着心地でこだわりの逸品として人気があります。

半纏の洗濯方法

半纏に限った事ではありませんが、お手入れは製品に付いている洗濯表示の通りに洗濯する事が大切です。
半纏の洗濯方法は表地と裏地の間に挟まっているワタの素材によって大きく異なり、中ワタが絹やダウンの場合はクリーニング店での洗濯になります。大多数である綿や化学繊維との混紡は自宅での洗濯が可能である場合が多いですが、たとえ洗濯機OKの表示があっても、そのまま放り込んでグルグルは厳禁です。ネットに入れて手洗いモードなどで優しく洗いましょう。

せっかく良い半纏を買っても洗い方を間違えると、中綿が寄ってしまったり、縮んで残念な事になるので、必ず洗濯表示を確認しましょう。

最近ではフリースで出来た半纏など、洗濯が比較的容易なものも出回っています。新たに購入する場合には洗濯のしやすさも含めて選ぶのもいいかもしれませんね。

おすすめ!おしゃれ半纏

岡山デニム × 久留米はんてん【六花 (ROCCA)】

出典:たゆたふ TAYU-TAFU

生地にはGIZA (ギザ) コットンを使用した岡山の国産デニムを使用。製造は織物の産地として知られ、今や綿入りはんてんの全国の製造シェアが95%に及ぶ福岡の久留米で行われるMADE IN JAPANの上質な半纏です。ほどよい光沢を持ち、柔らかく、肌触りの良いのが特徴です。

GIZAコットンとは……
エジプトのギザ地方で作られる綿花で世界三大綿 (コットン)のひとつ。繊維長が長い上質なコットンとして知られています。

ダウンハンテン【モンベル】

出典:モンベル

登山用品をはじめ、アウトドア用品の商品開発をしている日本のアウトドア総合メーカー『モンベル』の半纏は、中綿に高品質のダウンを使用。少量でも高い保温性を発揮する為、モコモコし過ぎず、軽い着心地が特徴です。生地は撥水性が高く、汚れのつきにくい素材を使用しているので、キャンプなどのアウトドアにも対応できます。

インド綿 フランネル半纏【無印良品】

出典:無印良品

無印良品らしい、シンプルで洗練されたデザインが魅力の半纏。表地はインド綿を使用した綿100%で肌触りが良く、インド綿ならではの風合いが楽しめます。

華市松袢天【宮田織物】

出典:宮田織物

布地のデザイン、布地織り、縫製まですべて自社生産を行っている宮田織物の半纏です。創業から百年を越える木綿織物の老舗がつくる生地は表地、裏地とも綿100%で肌触りが抜群。大小の市松柄が配されたデザインは年齢を問わず、幅広い世代で着用できます。

久留米手づくり綿入れ縞格子 (しまこうし) 半纏【江戸てん】

出典:江戸てん

粋なデザインの作務衣 (さむえ) や甚平 (じんべい)、和柄Tシャツなどを手掛ける江戸てんが作る半纏です。最大の特徴は縫製を手で行っている事。ミシンのように縫い目が硬くならず、柔らかい贅沢な仕上がりになっています。
表裏とも綿100%の久留米織り生地を使用し、中綿は綿70%の混綿でふっくら暖かい、こだわりの久留米はんてんです。


昭和のイメージがある半纏ですが、昨今では外出着にもなるスタイリッシュな半纏も売り出されています。この冬の節電対策アイテムとしてお気に入りの1着を探してみてはいかがでしょうか。

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