オススメ度
箱根のメインストリートから一本道を逸れた自然豊かな場所に、ひっそりと彫刻の森美術館はあります。
訪日客から投票を募る“良かった観光地ランキング”でも、常に上位にランクインしている人気の観光スポットで、自然と芸術を一度に堪能できる場所として評価を得ています。
今回は、彫刻の森美術館の場所や、おすすめポイント等をまとめていきましょう。
彫刻の森美術館とは
日本初の野外展示場である彫刻の森美術館には、敷地内に約120点の近現代彫刻が展示されています。
敷地面積は70,000㎡と非常に広く、美しい庭園と共に美術作品を鑑賞できると評判なスポットになっています。
また、敷地内には屋内展示場もあるので、雨の日も安心です。
彫刻の森美術館のコスト
美術館の入館料は年齢によって異なります。学生の人は、学生証をスタッフに見せましょう。
大人:1600円
大学生・高校生(16歳~22歳):1200円
中学生・小学生(6歳~15歳):800円
また、車で行く場合は、上記とは別に駐車場料金がかかります。
駐車場は5時間まで500円で停めることができ、その後は1時間毎に追加で500円が加算されていきます。
個人的にですが、箱根エリアには美術館の他にも魅力的なスポットが多くあるので、車で行くことをオススメします。
コスト控えめで楽しめる!お得なクーポン情報

彫刻の森美術館は、国営の美術館に比べて値段が高いのがネックです。
国営の美術館ですと、大人2人で1000円かからない場合もあるのに対して、彫刻の森美術館は3000円をオーバーしてしまいます。
到着するまでの移動費なども考えると、1日の出費はちょっぴり多め。
しかし、クーポンやキャンペーン等を利用すれば入館料を安く済ませられるので、訪問前に美術館の公式ホームページをチェックすることをオススメします。
ここでは、記事執筆時点でホームページに掲載されていた、各種割引を簡単にご紹介します。
ネット割引
美術館のホームページには“ネット割引き”のプランが用意されています。使い方は簡単で、このページ(美術館HPへ移動します)を印刷して、美術館の受付に渡すだけ。
大人料金や学生料金など、すべてのプランが一律で100円安くなります。
その他の割引プラン
6歳~15歳のお子さんがいる場合は、土曜日に行きましょう。
なぜなら、毎週土曜日は家族連れを優待する日となっており、大人1名分のチケットで、5人の子供も一緒に入館することができるから。
このキャンペーンを利用する場合は、受付の人に忘れずに伝えましょう。
キャンペーンの終了時期は今のところ決まっていませんが、突然終了となることもあるかもしれません。
行く前に予めホームページを確認しましょう。
彫刻の森美術館の場所はどこ?
彫刻の森美術館は、箱根登山鉄道の「彫刻の森駅」から徒歩1分の場所にあります。
東京の新宿駅から電車で行く場合は片道約2時間かかるので、美術館内をゆっくり見て回りたい人にとっては1日で楽しむのは大変かも。
箱根は日本きっての温泉の名所なので、温泉付き宿泊施設も多く存在します。
移動が大変で疲れてしまうという人は、1泊2日の計画で訪れる様にしましょう。
彫刻の森美術館に駐車場はある?
彫刻の森美術館へは電車はもちろんですが、駐車場が用意されているので車でも行くことができます。
料金は美術館来館者なら、5時間までの駐車で500円。その後、1時間毎に500円が加算されていきます。
筆者が訪問した時は、大体3~4時間で全ての展示物を見て回ることができたので、多くの人は500円で済ますことができるのではないでしょうか。
しかし、美術館への道中は、細い道、急な坂道などもあるため、運転に自信のない人は注意して走りましょう。
彫刻の森美術館の見どころ
美術館には広々とした敷地には発想力豊かな作品が数多く展示されており、また家族連れでも楽しめるように子どもが楽しめるスポットも多く用意されています。この章ではいくつか美術館の見どころを紹介したいと思います。
Symphonic Sculpture Stained Glass(幸せをよぶシンフォニー彫刻)/Gabriel Loire(ガブリエル・ロアール)

園内の遠くの位置からでも確認できる、高さ18メートル、内径8メートルの大きな塔。
この立派な建造物も、ガブリエル・ロアール氏と、彼の子供や孫たちと共に立ち上げたアート集団「アトリエ・ロアール」が作成した作品です。
内部中央には螺旋階段が設置されていて、壁面全面はステンドグラスととてもゴージャスなもの。

外光が差し込むとステンドグラスは煌びやかに作品を映し出し、来た人を圧倒させてくれます。
無作為に並んだガラス片は、様々なモチーフを表現し、時が経つのを忘れてしまうほどです。
Picasso Pavilion(ピカソ館)

訪日客に特に人気なのが、このピカソ館。
20世紀の巨匠であるパブロ・ピカソの作品が319点を順次公開している建物で、ピカソ自身が造った、陶芸作品、油彩、素描、版画、彫刻などが見られます。
館内は撮影禁止なのでここで紹介することはできませんが、建物の壁面に大きく書かれた「PICASSO」の文字の前で、記念撮影を撮る人が多い様です。
Woods of Net(ネットの森)& PockeT.(ポケっと。)

大人は展示物を見て周るだけで楽しめますが、子供にとってその時間は退屈だったりします。
彫刻の森美術館には、子供が作品の中に入ってアートを体感できるものもあり、大人と子供が楽しめる美術館となっています。

また作品を“体感できる”場所として2021年4月に新エリア「ポケっと。」がオープンしました。
ふわふわなソファーに寝転がり、青々とした自然を眺めるのは優美なひと時と言えるでしょう。
箱根観光のお土産はここで!彫刻の森美術館でしか買えないものも多いです

美術館から出ようとすると、必ず通ることになるミュージアムショップ。
ミュージアムショップでは、作品をモチーフとしたオリジナルグッズをはじめとしたアートグッズが用意されています。
また箱根エリアのお土産が一通りここで買えるため、ここでまとめて済ませてしまうのもいいでしょう。
彫刻の森美術館インフォメーション

オススメ度
名称
彫刻の森美術館(THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM)
住所 [Google Map]
〒250-0493 神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
営業時間
9:00 – 17:00
最終入館は営業時間の30分前までです。
定休日
年中無休
入場料金
¥1600 (大人)
¥1200 (大学生・高校生)
¥800 (小学生・中学生)
駐車場
¥500 (5時間まで、その後は1時間毎に\500が加算されます)
公式サイト
https://www.hakone-oam.or.jp/
施設サービス情報
このアイコンはなに?
彫刻の森美術館への行き方
新横浜駅から箱根彫刻の森美術館へ行くには、東海道本線や箱根登山鉄道を乗り継いで行くこともできますが、ここでは乗り換え回数が少なく、かつ移動時間が短い新幹線とバスで行く方法をご紹介しました。
所要時間は目安です。最適な乗り換え順路は検索時間により異なります。
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