オススメ度
開陽台は、北海道の道東エリア、中標津町にある330度まで広がる地平線を見られる展望スポットです。
この場所は日本中からバイク乗りが集まるツーリングスポットとしても有名で、夏場は多くのライダーが訪れます。
展望台からの眺めは、草原、牧草地、丘陵地、そしてこの土地特有の格子状防風林など、北海道ならではの風景が広がっています。
北海道遺産に登録される “根釧台地の格子状防風林”

展望台からの眺めで注目してほしいのは、格子状となった防風林地帯です。
幅180mのカラマツ林が、約3.2kmの間隔でグリッド状に並んでおり、防風林の役割を担っています。
これは今から100年以上前の明治時代に、北海道開拓の顧問を担当したホーレス・ケプロンの提案により築かれたもので、開拓当初は全道に渡ってこの形状の防風林地帯がありました。
かつて北海道全域に存在したこの防風林地帯は、昭和時代中期頃に伐採されてしまっため、あまり残っていません。しかし、開陽台がある中標津町一帯は気候が厳しい地域であるため、防風・防霧・防雪の目的として、また耕地の湿度・温度を一定に保つ目的として、防風林を伐採せずに活用しています。
防風林地帯の姿は衛星写真でも確認できるので、気になる人はGoogle Mapで調べてみましょう。
開陽台インフォメーション

オススメ度
名称
開陽台
住所 [Google Map]
〒086-1273 北海道標津郡中標津町字俣落2256番17
営業時間
9:00 – 17:30 (4月下旬 – 9月)
9:00 – 16:30 (10月)
11月 – 4月下旬まで冬季休館あり。
屋上の展望台は24時間利用可能です。
定休日
月曜日
駐車場
60台
公式サイト
https://www.nakashibetsu.jp/kankou/kankou_jouhou/kaiyoudai/
施設サービス情報
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開陽台への行き方
開陽台は電車の駅から、また市街地からも離れているため、公共交通機関を利用して行くことは推奨できません。
レンタカーを借りるか、ツアーパックに申し込んで行くことをおすすめします。
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