オススメ度
外国からの国賓をもてなす場として使われる迎賓館赤坂離宮。
見る人を圧倒する荘厳なネオ・バロック様式の外観が特徴的で、宮廷建築家片山東熊の設計により1909年(明治42年)に建てられました。
豪華絢爛な迎賓館赤坂離宮は、明治期の流行でもあった洋風建築の集大成でもあり、国宝にも指定されます。
以前は限られた人しか来訪できない特別な場所でしたが、2016年(平成28年)から一般公開を始め、多くの観光客が訪れます。
見る場所によって異なる参観プラン

迎賓館赤坂離宮の敷地内には、本館である洋館の他に、別館として和館と庭園があります。
参観料金はエリア毎に異なっており、洋館と和館両方を観たい人はセット料金のものを選びましょう。
参観エリア | 料金 |
---|---|
本館+庭園 | ¥1500(大人)、¥1000(大学生)、¥500(中高生)、小学生以下無料 |
和風別館+庭園 | ¥1500(大人)、¥1000(大学生)、¥500(中高生) 小学生以下は参観不可 |
庭園のみ | 一般:¥300、大学生以下無料 |
本館・和風別館・庭園 | ¥2000(大人)、¥1500(大学生)、¥700(中高生) 小学生以下は参観不可 |
また迎賓館赤坂離宮では、不定期開催の特別企画展やイベントなどが催されることもあるので、訪問前に公式ホームページで気になる催し物がないか確認しておくといいでしょう。
迎賓館赤坂離宮の歴史

迎賓館赤坂離宮は元々、後の大正天皇である皇太子嘉仁親王のお住まい(東宮御所)として1909年(明治42年)に建てられました。
外観は当時欧米で流行していたネオ・バロック様式の装いとし、内観には芸術家達の伝統的意匠がふんだんに散りばめられています。当時の日本が持つ建築技術、美術、工芸界の総力が集結しており、建物そのものが一つの“作品”と言っても差し支えがない程です。
しかし、住居としての使い勝手は決して良いものではなく、皇太子殿下が御所を使用することはあまりありませんでした。
その後1923年(大正12年)から、後の昭和天皇であられる皇太子裕仁親王と良子女王が住居と使用されますが、5年間という短い期間に留まり、天皇即位後は離宮として使用されることもほとんどなくなりました。
太平洋戦争が終戦した後、赤坂離宮の管理は皇室財産から政府へと移されることとなり、国立国会図書館(1948年~61年)や、東京オリンピック組織委員会(1961~65年)など、庁舎として使用されました。
迎賓館として使われる様になったのは1974年のことで、高度経済成長期真っ只中のことです。
外国の賓客をが快適で安全に滞在でき、公式行事も行える場所として改修が行われました。
アメリカ合衆国 第38代大統領ジェラルド・フォードでした。
そして2009年(平成21年)には、明治以降の文化財として初めての国宝に選ばれ、2016年(平成28年)から一般公開が開始されました。
インフォメーション:迎賓館赤坂離宮

オススメ度
名称
迎賓館赤坂離宮
住所 [Google Map]
〒107-0051 東京都港区元赤坂2丁目1-1
営業時間(本館・庭園)
10:00 – 17:00
最終入場は営業時間の1時間前までです。
混雑状況によって入場が制限される場合があります。
定休日
水曜日 (祝日の場合は翌平日)
入場料金
¥1500 (大人)
¥500 (中学生 / 高校生)
小学生以下は無料です。
公式サイト
https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/
施設サービス情報
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迎賓館赤坂離宮のアクセス
東京駅から迎賓館赤坂離宮へは、中央線一本で行くことが出来ます。
最寄り駅は四ツ谷駅で10分前後歩く必要があります。所要時間を鑑みてタクシーを利用するのもいいですが、タクシーは北の方角に向いている道路で拾うことをおすすめします。