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雷門は門柱右側に風神を、左側に雷神を配した浅草寺の山門で、正式名を風雷神門と言います。
中央には“雷門”と書かれた赤ちょうちんが吊らされており、多くの観光客が写真を撮る浅草のシンボルになっています。
雷門は火事により何度も焼失していた~雷門の歴史

雷門がいつ創建されたのか詳しい年代は解っていませんが、平公雅(たいらのきみまさ)が浅草寺の旧五重塔を建てた942年(天慶5年)頃ではないか、と言われています。
雷門は創建以来何度も焼失と再建を繰り返しており、1635年(寛永12年)に建てられた雷門は1642年(寛永19年)に焼失、1649年(慶安2年)に建てられたものは1767年(明和4年)に焼失、1795年(寛政7年)に建てられたものは1865年(慶応元年)に焼失と、最初の雷門の創建時期がわからなくなってしまうのも頷けます。
現在建っている雷門は、1960年(昭和35年)に松下幸之助氏(パナソニック創設者)が個人的に寄進して建てられたものになります。
門柱に収められた風神雷神像

雷門の正式名は“風雷神門”と言い、門柱の左右には風神と雷神の2体の彫像が収められています。風神は雨や風を起こし、雷神は雷や水災害から守ってくれるご利益があるとされており、2対併せて五穀豊穣の願いが込められています。

そして雷門の文字が入っている立派な赤ちょうちんは高さ3.9m、幅3.3m、重量は700kgもあり、ちょうちんの底には龍の彫刻が施されています。
インフォメーション:雷門

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名称
雷門
住所 [Google Map]
〒111-0032 東京都台東区浅草2丁目3-1
公式サイト
https://www.senso-ji.jp/
施設サービス情報
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雷門への行き方
東京駅から雷門へ行くには、中央線と東京メトロ銀座線を乗り継ぐ必要があります。
浅草駅に着いてからは1番、3番の出入り口を使うのがいいでしょう。地上に着いて西の方角へ約2分歩くと雷門が見えてきます。
雷門をくぐって奥へ足を運ぶと仲見世通りと浅草寺があるので、併せて巡ってみてください。
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