清水寺:清水の舞台からの眺めは一見の価値あり

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日本を代表する観光地、京都で人気スポットとして常に上位にランキングされる清水寺は正式名称を音羽山清水寺 (おんわさんきよみずでら)と呼びます。
国宝である本堂の清水の舞台はあまりにも有名で、実際に訪れたことが無くても、テレビやSNSなどでその姿を見たことがあるでしょう。

一年を通して多くの観光客が訪れ、週末や行楽シーズンは驚くほど混雑します。特に夜間特別拝観の時間は入場だけで数時間待ちといった場合もあるので時間には余裕をもって訪れるようにしましょう。朝は6時から開門しており、9時頃までは空いているのでこの時間帯に参拝するのもおすすめです。

目次

清水寺の歴史と大火災

音羽山清水寺 (清水寺の正式名称)の開創は778年。残されている資料の中にも、多くの人々が清水寺参詣を楽しむ様子が描かれており、古くから庶民に開かれ、親しまれていた事が分かります。

清水寺の歴史はいく度もの火災と共にあったと言っても過言ではなく、10度を超える大火災にあい、そのたびに堂塔を焼失してきました。しかし強い信仰によって何度も建て直しがなされ、現在見る事ができる主要建物のほとんどが1633年に再建されたものです。

幾多の苦難を乗り越え、1994年に日本で5件目のユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されました。

清水寺を訪れる上では欠かせない「清水の舞台」(本堂)【国宝】

本堂から張り出した舞台の高さは約13メートルあり、そこからは開放感ある絶景を望む事が事ができます。
舞台を支えているのは18本もの柱ですが、釘は一本も使用されていません。木材同士を格子状に組む「懸造り(かけづくり)」と呼ばれる日本古来の建築方法で耐震性の高い構造をつくり上げています。

多くの重要文化財を保有する清水寺

仁王門 (におうもん)【重要文化財】

その鮮やかな朱色から「赤門」とも呼ばれており、詳しい創建時期は不明とされています。
1467~1477年の戦によって焼失。16世紀初めに再建、2003年に解体修理され現在に至ります。高さ14メートルの立派な楼門で、格子の中には鎌倉時代末期の金剛力士(仁王)像が安置されています。

※楼門 (ろうもん) …2階建ての門を指します。

西門 (さいもん) 【重要文化財】

現在の西門は1631年に再建されたもので2018年(平成30年)に修理が行われ、色彩の鮮やかさが増しました。
この門からは遠く西山に沈む夕日がとても綺麗に見える場所として知られています。仏教の理想郷「極楽浄土」は西方にあるといわれ、静かな心で夕陽を見つめて自身と向き合う事を「日想観」と言い、仏教修行の一つとされています。この西門は日想観の聖地です。

鐘楼 (しょうろう)【重要文化財】

平安時代に建てられ、その後1607年に現在の場所に再建・移築されました。1999年には彩色が復元され色鮮やかに。現在、吊るされている梵鐘 (鐘)は5代目で2008年に取り付けられたものです。

普段はこの鐘をつく事は出来ませんが、12月31日の大晦日のみ、突くことが出来ます。「除夜の鐘突き」で、この鐘楼が一年で一番の賑わいをみせる日です。鐘突きは大変人気があるため事前に予約券の配布(12月25日頃)を受けなければ当日に鐘突きをする事が出来ません。興味がある人は公式サイトで確認しましょう。

三重塔 (さんじゅうのとう)【重要文化財】

847年に建てられ、現在の物は江戸時代の1632年に再建されたものです。京都の街からも見る事ができるシンボルタワーは高さ約31メートルあり、国内最大級の三重塔です。

随求堂 (ずいぐいどう)

人々の願いや求めに従って願いを叶えてくれる大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)が本尊として祀られています。
他にも夫婦円満・子宝・縁結びにご利益のある神仏も祀られており、沢山の参拝客が訪れ手を合わせます。

随求堂では胎内めぐりを体験する事が出来ます。中に入るとそこは真っ暗で、壁に巡らされた数珠をたどり、五感を研ぎ澄ませながら進むと光が差す場所にたどり着き、石が置かれています。この石を「随求石」と言い、大随求菩薩を意味する梵字 (ぼんじ)が刻まれています。この石を回して一つだけ願い事をすると、その願いが叶うとされています。

胎内めぐり
入場料金
\100
営業時間
9:00 – 16:00
所要時間目安は5分から10分です。

経堂 (きょうどう)【重要文化財】

平安時代中期 (920年頃~1050年頃)には全国から学問僧が集まる講堂として栄えました。
この経堂は1633年 (寛永10年)の再建で、2000年 (平成12年)に解体修理されました。

阿弥陀堂 (あみだどう)【重要文化財】

浄土宗の開祖である法然上人 (ほうねんしょうにん) が念仏を修したことから法然上人二十五霊場第十三番札所として多くの参拝者が訪れます。

奥の院 (おくのいん)【重要文化財】

本堂と同様の懸造りの建物で本堂と同時期の1633年に再建され、2017年に修復が完了しました。
「音羽の瀧」の真上に建っています。

音羽の瀧 (おとわのたき)

奥の院の崖下に流れる霊水で、清水寺の有名なパワースポットです。
清水寺は、はじめ「北観音寺」という寺名でしたが、この音羽の滝の清水が広く知られるようになり「清水寺」へと改められたと言われています。
創建時から枯れる事のない滝は3本の筧(かけい)から流れ落ち、その3筋にはそれぞれ異なったご利益があるとされています。滝に向かい左から順番に「学業成就」「恋愛成就」「延長寿」で、その清水を飲み、祈願します。
休日などは沢山の人で行列ができる程、人気のスポットです。

成就院 (じょうじゅいん)

戦火によって焼失した清水寺を再興させた願阿上人の住房として建てられました。
「月の庭」として知られる庭園は音羽山の斜面を利用した奥行きを感じさせるとても美しい、国の名勝に登録されており、毎年期間限定で特別公開されます。

千体石仏群 (せんたいせきぶつぐん)

かつて京都の町内にお祀りされていたお地蔵さま達です。明治の廃仏毀釈(仏教弾圧運動の事)の際、廃棄されてしまいそうになるお地蔵さま達を見て、それはしのびないと、市民よって清水寺へと運び込まれました。

子安塔 (こやすのとう)【重要文化財】

もとよりあった子安塔の詳しい創建年代は不明で、現在のものは1500年に建立されたものです。
三重塔の内部には、子安観音が祀られており、安産にご利益があるとされています。

大講堂 (寺務所)

清水寺開創1200年の記念事業として、1984年 (昭和59年)に建立されました。
重要文化財の仏像・寺宝を収蔵する宝蔵殿が含まれていますが、通常は一般公開されていません

年に3回行われる夜間特別拝観【ライトアップ】

清水寺は通常は18:00に閉門しますが、紅葉(秋)・桜(春)・新緑(夏)の季節には21:30まで延長され、夜間の特別拝観が行われます。ライトアップされた建築物と色づいた木々のコラボレーションは圧巻です。

清水寺から放たれる青い一筋の光が夜空を幻想的に彩ります。この光は観音さまの慈悲をあらわしているそうです。

お寺の中に神社?? 縁結びの神様として人気『自主神社 (じしゅじんじゃ)』

地主神社とは神社や寺院が建立される際に、その土地の地主神 (じぬしのかみ) を祀るために境内や隣接した場所に建立された神社の事です。明治時代の神仏分離で寺院から独立したものとなった地主神社は全国に存在しますが、社名は様々で全てに地主神社と付けられているわけではありません。

ここ、清水寺に隣接する地主神社の歴史は古く、社伝によると日本の建国以前、神が治めていたとされる時代に建立されたと記録されています。

清水寺インフォメーション

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名称
清水寺 (きよみずでら)
住所 [Google Map]
〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294
営業時間
通常6:00より開門。閉門時間は季節や行事により変更になります。詳細は次項を参照してください。
定休日
無し
入場料金
本堂参拝料 \400 (大人) 、\200 (中・小学生)
境内への入場は無料
駐車場
無し
近くに京都市市営駐車場(075-561-4601)や、周辺地域に有料駐車所がありますが時期によっては大変混雑する為、タクシーや公共交通機関の利用をお勧めします。
公式サイト
https://www.kiyomizudera.or.jp/
施設サービス情報
※入口周辺のみ このアイコンはなに?

2022年の拝観時間

期間開門時間閉門時間
1月1日~ 3月3日6:0018:00
3月4日~ 3月13日 (東山花灯路協賛/春の夜間特別拝観)6:0021:30 (21:00受付終了)
3月14日~ 3月25日6:0018:00
3月26日~ 4月3日 (春の夜間特別拝観)6:0021:30 (21:00受付終了)
4月4日~ 6月30日6:0018:00
7月1日~ 8月13日6:0018:30
8月14日~ 8月16日 (千日詣り/夏の夜間特別拝観)6:0021:30 (21:00受付終了)
8月17日~ 8月31日6:0018:30
9月1日~ 11月17日6:0018:00
11月18日~ 11月30日 (秋の夜間特別拝観)6:0021:30 (21:00受付終了)
12月1日~ 12月31日6:0018:00

*夜間特別拝観の期間は年度ごとに変更になります。
*夜間特別拝観の期間は、開門時間を延長します。

清水寺への行き方

大阪駅・京都駅方面から電車を利用する場合

バスを利用する場合

■京都駅から乗車

京都駅バスターミナル、D乗り場より、100系統・106系統・110系統・86系統・206系統に乗車します。
バスの乗車時間は通常と急行で異なります。また渋滞状況によっても変わります。

また日・祝日のみ京都バスも運行しています。
市営バスと同じバスターミナルのC3乗り場より、18.系統・大原行きに乗車し、五条坂バス停で下車の後、徒歩13分で清水寺(仁王門)に到着。
運賃:\230

■京都河原町駅から乗車

河原町駅 (阪急京都線) より地上に出てすぐにある四条河原町バス停より207系統・ 58系統 (土曜、休日のみ運行) 清水寺・東福寺方面行きに乗車します。

タクシーを利用する場合

京都駅から五条坂にあるタクシー乗り場[Google Map]までは約3Km。そこから徒歩で320m進むと仁王門に到着です。
タクシーはおおむね10分、 1200円程で着きますが、混雑する時期にはそれ以上の時間・料金を要する場合があります。

清水寺の周辺スポット

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