二条城:徳川家の隆盛を見て取れる豪華絢爛な城内は一見の価値あり

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京都市中京区にある城で、江戸幕府の初代将軍・徳川家康によって建立されました。
3代将軍・徳川家光の時代には、大規模な改修が行われ、二条城は一層、豪華絢爛な城となりました。城内の力強い虎が描かれた障壁画やきらびやかな装飾が施された欄間等からは、徳川が江戸幕府を強く安定した支配をしている事を知らしめている様が伺えます。

目次

二の丸御殿【国宝】

二の丸御殿は全部で6棟の建物からなっています。部屋数33、約800畳もある広大な内部は徳川家の権力を表すかのような獰猛な虎や、大きな松と勇壮な鷹が描かれた障壁画、透かし彫りが施された極彩色の欄間など、豪華絢爛な空間が広がります。

二の丸御殿の中でもっとも格式の高いのが大広間です。狩野探幽による松孔雀図 (まつくじゃくず) が描かれており、その松は下座から上座に座る将軍がより遠く感じられるように遠近法が用いられています。
1867年 (慶応3年) 、5代将軍・徳川慶喜はこの大広間で大政奉還を発表。日本が大きく動いた歴史的な場所です。

狩野探幽 (かのう たんゆう) 1602年 – 1674年
日本絵画史上で最大の画派である狩野派の画家の一人。狩野派は室町時代中期 (15世紀) から約400年にわたってその時々の権力者と結びつき、織田信長、豊臣秀吉、徳川将軍などに絵師として仕えました。狩野探幽は江戸城、二条城、名古屋城の絵画作成に携わり、二条城の絵画作成のリーダー的存在でした。

二の丸御殿観覧
受付時間 8:45 – 16:10
休止日 毎年1月・7月・8月・12月の毎週火曜日、12月26日~28日、1月1日~3日
※当該日が休日の場合は観覧可能で、その翌日が休止となります。

「うぐいす張り」の廊下

二の丸御殿の廊下は歩くと鳥が鳴くような音がする事から「うぐいす張り」と呼ばれています。
この音をめぐっては「外部からの侵入者に気が付くようにする為」や「大名などが近づいて来た事に気づき、挨拶の準備をする為」などと考える人もいますが、「ただの老朽化」ではないか、とも言われており、何が正しいかは分かっていません。
二の丸御殿を拝観する際には是非、その音に耳をすませてみてください。

二の丸庭園【特別名勝】

二条城の築城とともに作庭され、その後、3代目将軍・徳川家光の時代の1626年 (寛永3年)、後水尾天皇を迎えるにあたり小堀遠州によって改修されました。その後手が入らずに荒れ果てた時代を経て、いく度の改修によって現在の姿となりました。

庭園は二の丸御殿の大広間、黒書院、行幸御殿の3方向のどこからも美しく見られるように作られています。

小堀遠州 (こぼりえんしゅう) 1579 – 1647年
江戸時代前期にかけての大名であり、茶人、建築家、作庭家、書家

本丸御殿【重要文化財】

※本丸御殿は、現在保存修理工事中のため観覧できません。(2022年2月時点)

天守閣跡から見た本丸

本丸御殿は3代将軍である徳川家光が、1626年 (寛永3年) に後水尾天皇 (ごみずのおてんのう)行幸 (天皇の外出)をお迎えする為、城の区域を広げ、新たに建築されました。しかし、1788年 (天明8年) の大火で焼失。その後、幕末に德川慶喜 (1837年 – 1913年) が御殿を建てましたが、1881年 (明治14年) 頃に取壊されており、現存するものは京都御所 (京都市上京区にある皇室関連施設)から1894年 (明治27年) に明治天皇の意向により移築したものです。

天守閣跡

かつてはここに、廃城となった伏見城 (京都市伏見区) から移された天守閣がそびえていましたが、1750年 (寛延3年) に落雷により焼失し、その後は再建されていません。天守閣の高さはおよそ25m位だったそうです。

東大手門【重要文化財】

二条城の正門にあたり、現在も観光客はここの門から中に入ります。
現存の門は1662年 (寛文2年) 頃に建築されたと考えられています。

西南隅櫓・東南隅櫓【重要文化財】

東南隅櫓

かつて、二条城の外堀の四隅には見張り台としての隅櫓 (すみやぐら) が建てられており、普段は武器庫として使われていました。1788年 (天明8年) の大火で一部が焼失してしまい、今では東南隅櫓と西南隅櫓の2つが残っています。

唐門【重要文化財】

唐門 (からもん) は二の丸御殿の正門にあたります。長寿を意味する「松竹梅に鶴」や、聖域を守護する「唐獅子」などが極彩色の彫刻で刻まれており、まさに豪華絢爛。

第3代将軍・徳川家光 (とくがわいえみつ) の命令により、1626年 (寛永3年)に建てられたと言われています。1939年 (昭和14年) に国の重要文化財に指定され、2013年 (平成25年) には修復工事が行われました。

その他

和楽庵茶房

「和楽庵」は約300年の歴史をもつ屋敷の一部と、その庭園の庭石を元にして作られました。歴史的にも価値のある建物から和洋折衷の庭園を眺めながら、抹茶セットや煎茶セットを楽しんではいかがでしょうか。コーヒーやかき氷、日本酒などもあります。

大休憩所

売店・カフェコーナー・手荷物預かり、コインロッカー・授乳室・多目的室(礼拝可)・入城記念符の販売・100名城スタンプ・ATM等を備えています。

持ち込んだお弁当等を食べる事ができるスペースがあり、売店ではおみやげ、二条城オリジナル商品が販売されています。

二条城インフォメーション

新型コロナウィルスについて
  • 新型コロナウイルス感染拡大防止のため,定時ツアー(個人向け)は当面の間休止中
    (2022年3月時点)

オススメ度

名称
二条城 (にじょうじょう)
住所 [Google Map]
〒604-8301 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
営業時間
8:45 – 16:00 (閉城 17:00)
最終入場は営業時間の30分前までです。
イベントにより閉場時間が変更になる場合があります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
定休日
12月29日 – 31日
駐車場
第1駐車場 (二条城東側)
120台 (10月のみ乗用車 34台) 8:15 – 18:00
2時間まで\1050 以降1時間ごと \200
第3駐車場 (二条城南側)
20台 8:15 – 18:00
2時間まで\800 以降1時間ごと\200
公式サイト
https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/
施設サービス情報
このアイコンはなに?
KYOTO Wi-Fi対象スポット:東大手門付近 / 大休憩所 / 清流園休憩所 / 和楽庵 / 西橋休憩所
[ KYOTO Wi-Fiについて 京都観光オフィシャルサイト]

音声ガイド機の貸出し
料金 \520 (1台)
貸出場所 総合案内所
収録時間 約1時間
対応言語 日本語 / 英語 / 中国語 / 韓国語 / フランス語 / スペイン語 / ドイツ語
音声ガイドマップ

定時ツアー
1回目 午前9:30 / 2回目 午前11:30(ツアーは各回約60分)
料金 1人\1000
事前予約可能 (空きがあれば、当日ご参加可能)

入城料金

入城料/二の丸御殿観覧料展示収蔵館観覧料入城料のみ
一般1030円100円620円
一般団体(30名以上)830円100円520円
中高生350円100円350円
小学生200円100円200円

二条城への行き方

京都駅から電車を利用する場合

二条城前駅の改札を出たら左に進み出口1より地上に出るとすぐ目の前に二条城が見えます。
電車でのアクセスの場合、一番近い駅が二条城前駅です。

二条城前駅下車よりも少長く歩きますが、JRを利用すれば乗り換えが無く運賃が抑えられます。

京都駅からバス (市営バス) を利用する場合

京都駅からのバスは烏丸口バースターミナルより乗車します。9系統はB1乗り場、50・101・111系統はB2乗り場です。
バスを降りると二条城が見えていますので、バスが来た方向に戻るように50mほど歩くと入城口 (東門) です。

烏丸駅 (阪急京都線)または四条駅 (京都市営地下鉄烏丸線) から京都市営バスを利用する場合

烏丸駅・四条駅から四条烏丸バス停へは22番出口を利用します。

二条城の周辺スポット

※本記事に掲載されている内容や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認ください。
また、内容に関する修正のご依頼はこちらよりお願いいたします。

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