金閣寺:極楽浄土をイメージして作られた目もくらむ世界観

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金閣寺から約3.4km程東にある、相国寺 (しょうこくじ) の塔頭寺院の一つです。
正式名称は鹿苑寺 (ろくおんじ) と言いますが、舎利殿である金閣がとても有名であることから「金閣寺」と呼ばれるようになりました。

金閣寺の建っている場所には鎌倉時代に、藤原一族の西園寺公経 (さいおんじきんつね 1171 – 1244年) が「西園寺」と、同じ境内に北山山荘を建立しました。鎌倉幕府滅亡後、それらは没収され、室町時代に室町幕府第3代将軍、足利義満 (1369 – 1395年) が譲り受けました。義満は1397年に金閣などの建物を増築し、北山殿として大改修しました。

義満は51歳でこの世を去るまでここに住みました。死後、 義満の遺言によりお寺となり、義満の法号である鹿苑院殿 (ろくおんいんどの) にちなんで鹿苑寺と名づけられました。

■塔頭寺院 (たっちゅうじいん)
禅宗寺院で、祖師や高僧の死後にその弟子が師の徳を慕い、寺の境内やその近くに寄り添って建てた塔や庵などの小院の事。

■舎利殿とは (しゃりでん)
釈迦(しゃか)の遺骨である仏舎利(ぶっしゃり)を安置する建物。

■法号
没後に日蓮宗の僧侶に付けてもらう名前。戒名。

目次

黄金に光りかがやく「金閣」【世界遺産】

京都のみならず、日本が誇る歴史的建造物の一つである「金閣」は庭園、目の前に広がる鏡湖池と共に極楽浄土をイメージして作られたと言われています。
3層の建物で2層、3層目は漆塗りの上から純金の金箔が貼られ、屋根の上には金色の鳳凰(ほうおう)が輝いています。

1層は寝殿造と呼ばれる平安時代の貴族の邸宅様式になっています。外との区切りはしとみ戸と呼ばれるつり上げ式の戸で、光や風をふんだんに取り込み、また、庭園を一望する事が出来ます。
2層は鎌倉時代の武家の住宅様式で機能的な一面があります。
3層は丸みを帯びた窓など、お寺の建物の様式になっています。床は漆塗り、柱や天井には金箔が貼られ、仏舎利が安置されています。
内部は一般には非公開で、残念ながら見る事は出来ません。

義満の死後、応仁の乱 (1467 – 1477年) によって金閣寺の大半の建物が焼失しました。金閣 (舎利殿) はなんとか焼失を免れましたが、その後長くに渡って修繕はされませんでした。やがて、戦国時代を経て、安泰の時代となり再び経済的に回復した江戸時代の1649年、大規模な修繕が行われました。その後、1906年にも大規模修繕が行われますが、1950年に放火によって金閣は貴重な像や巻物と共に焼失してしまいました。

現存している金閣は、1955年に1906年の修繕時の資料を基に復元されたものです。1987年に金箔の張り替えが行われ、今見るきらびやかな姿になりました。

その他の見どころ

陸舟の松 (りくしゅうのまつ)

義満が、自ら育てていた盆栽を地植えにし、それを舟形に仕立てたとされる五葉松です。
この事が誠であれば、樹齢600年という老松という事になりますが、そのような衰えを感じさせない見ごたえのある五葉松です。
この陸舟の松は「善峰寺の游竜の松」「大原宝泉院の五葉の松」と共に京都三松の一つに数えられている名松です。

不動堂

本尊は石不動明王で首から上の病、特に眼病には霊験あらたかとされています。年に2回、開扉法要 (かいひほうよう) がいとなまれます。

鏡湖池 (きょうこち)

金閣の目の前に広がる鏡湖池は特別史跡及び特別名勝指定地となっています。
その名の通り、天気の良い風の穏やかな日には金閣が水面に鏡のように映し出されます。

龍門滝 (りゅうもんたき)

鯉が滝を登ると龍になるという中国の故事、登竜門に因んだ鯉魚石 (りぎょせき) が置かれている2.3メートルの一段落としの滝です。

夕佳亭 (せっかてい)

江戸時代に衰退した金閣寺を復興し、池泉庭を修復した鳳林承章 (ほうりんじょうしょう 1593 – 1668年) が、後水尾 (ごみずのお) 上皇の為に、茶道家である金森宗和に造らせた茶室です。

夕日に映える金閣が特に佳 (よ) いということがこの茶室の名前の由来です。

銀河泉 (ぎんがせん)

義満がお茶を飲む際にここの湧き水を使用したとされています。

金閣寺インフォメーション

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名称
金閣寺
住所 [Google Map]
〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1
営業時間
9:00 – 17:00
最終入場は営業時間の30分前までです。
イベントにより閉場時間が変更になる場合があります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
定休日
月曜日 (祝日の場合は翌平日)
12月31日 – 1月2日
入場料金
¥400 (大人 高校生以上)
¥300 (中・小学生)
駐車場
250台(第1・第2・第3駐車場合計)
利用時間 8:40 – 17:10
料金 最初の60分 ¥300 以後30分毎 ¥150
公式サイト
https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/
施設サービス情報
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金閣寺への行き方

金閣寺は一番近い電車の駅からでも徒歩20分から40分かかるのでバスの利用をおすすめします。

京都駅よりバスを利用する場合

京都駅からのバスは烏丸口 (JR中央口) バスターミナル、B3乗り場より乗車します。
10分に1本の間隔で運行しています。

101系統 (急行)・111系統 (急行) は現在運休中です。(2022年1月時点)

京都駅より電車とバスを利用する場合

京都駅からタクシーを利用する場合

タクシーを利用すると移動時間は約20分、料金は約2500~3000円です。

金閣寺の周辺スポット

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