東寺(教王護国寺):世界遺産に指定された平安京唯一の建築

オススメ度


創建からおよそ1200年が経つ東寺は、1994年に世界遺産に登録されました。平安京で唯一残る建築物です。
東寺は官寺で、嵯峨天皇より弘法大師空海に託され、日本ではじめての密教寺院となり、栄えました。

高い歴史的価値が認められている東寺にはいくつもの国宝や重要文化財が保存されていますが、見どころはそれらだけではありません。桜や紅葉、蓮など四季折々に色づく自然と歴史的建造物のコラボレーションは美しく、ライトアップが行われる夜間特別拝観には特に大勢の観光客でにぎわいます。

官寺(かんじ)…国家の監督を受ける代わりに国家より経済的保障を与えられた寺院の事。

嵯峨天皇…786~842年 第52代天皇

目次

東寺で歴史的建造物と木花のコラボレーションを楽しむ

五重塔:Five-Storied Pagoda

五重塔

高さは55メートル。木造の建造物として日本一を誇る国宝です。京都のシンボルとして多くの観光客が足を運ぶ
826年 (天長3年) 空海が創建に着手しましたが、費用や人手が十分になく、実際の創建は9世紀末と言われています。
その後落雷などによって4度焼失しましたがその都度再建され、現在の塔は1644年に再建した5代目です。

講堂:Auditorium

密教の教えを伝え広める為に建立された建物です。東寺の境内の中心に位置しています。
839年に完成した講堂は1486年に金堂、南大門などとともに焼失しました。他の建造物の再建が多くの年数を必要としたのに対し、講堂は焼失から5年後には再建されました。この事からも重要な役割を果たしていた建物である事が伺えます。

講堂には大日如来を中心とした密教尊が安置されており、有料拝観で通年公開されています。

金堂:Kondo Hall

金堂:Kondo Hall

東寺の本堂で、本尊は薬師如来坐像と日光菩薩、月光菩薩。有料拝観で通年公開されています。国宝に指定されています。

食堂 (じきどう):Jikido Hall

僧が生活のなかに修行を見いだす所です。
創建は平安時代、本尊は千手観音菩薩でした。1605年の慶長地震(けいちょうじしん)で倒壊し、約200年後に再建されましたが1930年に焼失、その後3年の工事期間を経て今の食堂となりました。現在の食堂には十一面観音菩薩が本尊として祀られています。

御影堂 (みえどう):Miedo House <大師堂:Daishido House>

弘法大師空海が住んでいた御影堂は国宝に指定されています。御影堂は早朝6時から閉門まで、誰でも自由にお参りができます。

宝蔵:Hozo House

堀に囲まれた小さな建物は重要文化財の宝蔵 (ほうぞう) です。堀は火災による炎症を防ぐために備えられました。
唐の国師、恵果 (けいか)から授かり、現在、国宝となっている密教法具や両界曼荼羅 (りょうかいまんだら)、犍陀穀糸袈裟 (けんだこくしのけさ)、仏舎利、五大尊 (ごだいそん)など数多くの寺宝が納められていました。

※恵果は、中国唐の時代の密教僧で日本の空海の師

ライトアップ

紅葉の時季には境内のライトアップと夜間特別拝観が行われます。

東寺は京都のお花見スポットとしても有名。季節にはソメイヨシノや河津桜が歴史ある建造物を彩ります。中でも有名なのは不二桜 (ふじざくら) と呼ばれる八重紅枝垂桜 (やえべにしだれざくら)で樹齢は120年を超え、高さが13メートルもあり、3月末から4月初めに見頃を迎えるその姿は圧巻です。

紅葉と同じく、ライトアップと夜間特別拝観が行われます。

弘法市

毎月21日、境内は1000店近くの露店で賑わいます。

東寺インフォメーション

オススメ度

名称
東寺(教王護国寺)
住所 [Google Map]
〒601-8473 京都府京都市南区九条町1
開門時間
5:00 – 17:00 (最終入場:16:30)
拝観時間
金堂、講堂 8:00 – 17:00 (16:30 受付終了)
宝物館、観智院 9:00 – 17:00 (16:30 受付終了)
五重塔初層内部、宝物館の公開は特別公開や特別参拝などの会期中に限られています。
公式サイトで確認してください。
定休日
無し
入場料金
入場、御影堂・食堂などの拝観は無料
金堂・講堂・五重塔・観智院・宝物館は有料
駐車場
\600 / 2時間 以降は1時間ごとに\300
(※特別拝観中は特別料金)
公式サイト
https://toji.or.jp/
施設サービス情報
このアイコンはなに?

東寺への行き方

大阪駅から東寺へ行く場合

電車の最寄り駅は近鉄京都線の東寺駅で、そこから東寺までは徒歩10分 (約0.6km)。
阪急京都線の大宮駅からは京都市営バスの18系統、71系統、207系統に乗車。「東寺東門前」から徒歩1分です。

東寺 (教王護国寺)の周辺スポット

※本記事に掲載されている内容や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認ください。
また、内容に関する修正のご依頼はこちらよりお願いいたします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次