神威岬:Cape Kamui

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神威岬は、北海道の道央エリア、積丹半島の突端にある岬です。
名前の由来は、アイヌ語で “神” を表す “カムイ” からきており、日本海の大海原へとせり出している先端までは、遊歩道の “チャレンカの小道” を歩くこと20分ほどで行くことができます。

また積丹半島の近海は、北海道で唯一の海中公園に指定されているほか、その海の綺麗さから “シャコタンブルー” と名前がつくほどです。

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神威岬には歴史あり!今尚語り継がれるチャレンカの伝説

断崖絶壁である神威岬のその400m沖には、神威岩と呼ばれる高さが41mにもなる岩礁があり、この地ではその神威岩にまつわる “チャレンカの伝説” 今尚語り継がれています。

チャレンカの伝説とは、今から900年近く前の、鎌倉幕府の初代将軍 “源義経” と、アイヌの娘 “チャレンカ” のお話です。
史実では岩手県の平泉で自害したとされる源義経ですが、実は生き永らえ北海道へと渡っており、現在の沙流郡平取町辺りに住んでいたアイヌの長の娘チャレンカと出会いました。

2人は将来を誓い合うまでの恋仲となりますが、源義経は北海道に留まるつもりはなく、中国大陸を目指していました。そしてそのことをチャレンカに告げることなく、黙って中国へと積丹半島から旅立ってしまいます。後から源義経が居ないことに気づいたチャレンカは、後を追いかけ、積丹半島まで赴くのですが、すでに遅く船は出航した後でした。

源義経ともう会えないことを悲観したチャレンカは、泣き崩れ、絶望し神威岬の突端から身を投げてしまいます。するとチャレンカの遺体は石へと変わり、それが神威岩となったという物語です。

にわかには信じられないお話ですが、この伝説から “神威岬近くを女性を乗せた船が通ると、荒波に飲まれて船が転覆する” という言い伝えが風潮されることとなります。
事実、神威岬沖は海上交通の難所としても有名で、そのことから “魔の海” とも称されるほど。しかしこれは暗礁海域であるためで、チャレンカの呪いというわけではありません。

神威岬は1690年代から約200年間、女人禁制の地だった

チャレンカの伝説により、いつしか神威岬近海は日本人女性を乗せた船は、海神の怒りを書い、漁業も不振となると言い伝えられるようになりました。
そのこと深刻にとった、当時北海道を収めていた松前藩は、1691年 (元禄4年) から女性が神威岬に立ち入ることを禁止。そしてこの立ち入り制限は、約200年後の1855年 (安政2年) まで続きました。

実際のところ、松前藩は海神の神罰を恐れていたわけではなく、多くの日本人が北海道に定住することで、ニシン漁をはじめとした既得権益が減ってしまうのを恐れていたと考えられています。

神威岬インフォメーション

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名称
神威岬
住所 [Google Map]
〒046-0201  北海道積丹郡積丹町神岬町
開園時間
8:00 – 17:30 (4月)
8:00 – 18:00 (5月)
8:00 – 18:30 (6月)
8:00 – 18:00 (7月)
8:00 – 17:30 (8月 – 10月)
8:00 – 16:30 (11月)
10:00 – 15:00 (12月 – 3月)
最終入場は開園時間の1時間前までです。
駐車場
300台 (無料)
公式サイト
https://www.kanko-shakotan.jp/spot/%E7%A5%9E%E5%A8%81%E5%B2%AC/

神威岬への行き方

神威岬へはレンタカーを借りるか、もしくはツアーパックに申し込んで行くのが確実です。
ただし、雪のないシーズンには、札幌駅前から高速バス “高速しゃこたん号” で神威岬まで行くことができます。乗車時間は約2時間半で、価格は片道2420円。車内ではWi-Fiも使えるため、快適に移動できます。
高速しゃこたん号のホームページ

神威岬の周辺スポット

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