奈良公園:名所観光の途中にシカの餌付け体験で癒されよう

オススメ度

奈良公園は、世界遺産にも登録されている東大寺、興福寺、春日大社、奈良国立博物館などへ、園内からアクセス可能な都市公園です。

今から1300年ほど前の西暦710年 (和銅三年)、奈良の街には国内の政治を司る都 “平城京”がありました。公園と隣接する歴史的建造物群も、当時の平城京の繁栄を象徴する建物となっており、現代では日本を代表する観光スポットとして親しまれています。

芝生と松林が茂る緑豊かな公園の総面積は約502ha。その広大な敷地の中には春日大社の神使と考えられている約1200頭のニホンジカが暮らしています。

目次

奈良公園の鹿

春日大社の御祭神として祀られている “武甕槌命 (たけみかづちのみこと)” が、神社創建時に、白い鹿に乗って訪れたという言い伝えがあります。
そのため奈良の街では 、鹿を “神聖な生き物”と捉えており、1200年以上もの間、手厚い保護が続けられています。

奈良公園にも約1200頭の野生のニホンジカが生息しています。シカたちはとても人間に慣れているため、近寄っただけでは逃げたりしません。しかし、出産シーズンの春と発情期の秋は気性が荒くなっており、突進されて怪我をするケースもあります。野生の動物であることを忘れないようにしましょう。

シカは普段、公園内に自生している植物など主食としており、勝手にお菓子などをエサとしてあげることは禁止されています。シカの餌付けを体験したい場合は、公園内の売店で “鹿せんべい”を買いましょう。鹿せんべいは一見、お菓子のようにも見えますが、米ぬかと小麦粉のみで作られているものなので、シカにとって無害なものとなっています。

奈良公園内の施設

東大寺

東大寺は、華厳宗 (中国の唐の時代に誕生した仏教宗派のひとつ)の大本山である寺院で、西暦752年 (天平勝宝4年)に聖武天皇によって建立されました。

東大寺には、高さが約15mにもなる大きな大仏様が本尊として祀られています。
地震や戦災などの度重なる被害により、建立当初の部分は一部を残すのみとなりますが、崩壊の度に修復が行われ、今日まで至ります。

大仏様の建てられた当時は、政治的紛争や、飢饉、地震災害、そして天然痘の大流行など、とても苦しい時代でした。大仏には、その時国を収めていた聖武天皇の “数々の災難を仏教の力で消滅させたい”という願いが込められています。

大仏の正式な名称は盧舎那仏 (るしゃなぶつ)といい、宇宙そのものを表しています。

春日大社

春日大社は、西暦768年 (神護景雲2年)に建立された、武甕槌命を主祭神に祀る神社で、全国に3000社ある春日神社の総本社です。春日大社の西側に広がる春日山原始林は、古くから聖域として扱われてきた神聖な場所で、朱塗りの社殿と合わせて、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

また春日大社は、日本一燈籠の数が多い神社としても知られています。
毎年2月3日には、神様へ願い事を祈願する行事 “節分万燈籠 (せつぶんまんとうろう)” が催され、約3,000基の燈籠に火が灯り境内が幻想的な空間に包まれます。

興福寺

興福寺境内は、同じ奈良公園に隣接する東大寺と比べてコンパクトな面積となっており、スムーズに見て回ることができます。国宝・重要文化財の収蔵数は100点以上と、東大寺を上回る品々が収められているのも興福寺の特徴で、境内にある “国宝館”では、千手観音菩薩や阿修羅像といった数々の仏教美術の至宝を拝観できます。

奈良国立博物館

日本の仏教に関する美術工芸品を多く収蔵している奈良国立博物館。
収蔵点数は全部で1911点にのぼり、その内国宝は13点、重要文化財は114点含まれています。また、1894年 (明治27年)竣工した博物館の建物そのものも重要文化財に指定されており、明治期の洋風建築の代表例として高い評価を受けています。

依水園

依水園は東大寺と興福寺に挟まれた位置にある、池泉回遊式庭園です。

園内は作庭年が異なる前園と後園にの2つに分かれており、前園は江戸時代に、後園は明治時代に造られました。
外界から隔絶された静かな日本庭園が楽しめるスポットで、東アジアの古美術品が収蔵されている寧楽美術館も併設されています。

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依水園は国の文化財にも指定されている日本庭園です。園内には作庭時代が異なる2つの庭園があり、日本の原風景が視界いっぱいに広がっています。

浅茅ヶ原園地

浅茅ヶ原園地は、奈良公園の南に位置する、梅林や水面に映える浮見堂が見られる景勝地です。
初春には梅の花が咲き乱れるほか、鷺池に浮かぶ休憩スペースの “浮見堂”では、四季折々の自然を堪能できます。

正倉院

正倉院 (しょうそういん)は、第45代天皇である聖武天皇 (701年 – 756年)と光明皇后の縁ある品々が収蔵されていた建物です。東大寺の北に位置する正倉院は、詳細な建築年こそわからないものの、残されている文献を読み解くと759年 (平宝字3年)3月には、すでに存在していたとされています。

中からは極めて良好な状態の宝物約9000点が見つかっており、毎年奈良国立博物館では正倉院の宝物を出展する特別展覧会が催されています。

奈良公園インフォメーション

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オススメ度

名称
奈良公園
住所 [Google Map]
〒630-8212 奈良市春日野町
駐車場
奈良登大路自動車駐車場
275台 (¥1000)
6:00 – 22:00 (出庫24時間可能)
2時間以内の利用は無料です。
若草山頂駐車場
45台 (無料)
公式サイト
https://www3.pref.nara.jp/park/
施設サービス情報
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奈良公園への行き方

京都駅から奈良公園へ行く場合

奈良県には新幹線の駅はありません。新幹線を使っての奈良旅行を計画している場合は、京都駅から電車を使って奈良に行く必要があります。新大阪からも奈良に行く電車は出ていますが、京都駅から行く方が、乗り換えがシンプルで、なおかつ移動時間も短く済みます。

奈良公園の最寄り駅となる、近鉄奈良駅を降りてからは約6分で公園の入り口に到着します。しかし、園内はとても広いので体力を温存しながらゆっくり各地を回りましょう。

奈良公園の周辺スポット

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