オススメ度
御嶽 (うたき) とは、琉球神道において祭祀を行う場所で、斎場 (せーふぁー) は「最高位」を意味します。
斎場御嶽 (せーふぁーうたき) は琉球王朝時代に国家的な祭事が行われてきた沖縄を代表する聖地です。豊かな自然の中には6つの拝所がありそれらを順番に巡ります。
斎場御嶽は祈りをささげるとても神聖な場所です。肌の露出の激しい服装はさけ、聖地にふさわしい身支度で訪れましょう。祈りを捧げている方への声かけも禁物です。動植物はもちろん石や物の持ち出しをしないなど、初めに簡単なマナーの説明があるので、よく聞いてから入場するようにしましょう。
参道

鳥のさえずりが聞こえる中、石畳の道をおおむね1時間から1時間ほどかけて巡ります。
サンダルは避け、歩きやすい靴を履きましょう。また、ハイヒールも参道の保全の為避けましょう。
車いすやベビーカーは入場できません。
神の島「久高島」を拝む

三庫理を進むと、左手に久高島を拝むことができます。
久高島は神の島と呼ばれ、その昔、斎場御嶽では久高島の珊瑚を砕いた白い砂を敷き詰めて祭祀が行われたそうです。
祈りを捧げる6か所の拝所

一番最初の拝所で大庫理 (うふぐーい)と言い、手前の一段高くなっている石畳は祈りの場所です。

2番目の拝所、寄満 (ゆいんち) 。

岩肌から大きく突起した鍾乳石から滴り落ちる、聖なる水を受け止める為におかれた二つの壺。この聖なる水は国王の世継ぎなどを占う儀式に使われたそうです。枯渇している場合も多く、もしも雫が落ちるのを見る事を出来たならそれはラッキーかもしれません。
拝所のうちの2か所で、鍾乳石が祈りの対象です。

斎場御嶽のシンボルとも言えるのが、大きな岩が二つ、寄りかかるようにして立つ三角形のトンネルで、パワースポットとしても有名です。
この先に三庫理 (サングーイ)、チョウノハナと呼ばれる2つの拝所があります。

各拝所に置かれている四角形の石は香炉言い、この上にお線香を置いて神様に祈りを捧げます。
とても神聖な物ですので触れたりしないようにしましょう。
ガイドツアー
ガイドツアーには予約なしで利用できる定時ガイドツアーと事前予約が必要なガイドツアーがあります。
定時ガイド (※土日祝限定)
料金 1名 (高校生以上) \300
出発時間 9:30発/10:30発/11:30発/12:30発/13:30発/14:00発/14:30発/15:30発/16:00発
予約ガイド
基本料金 1 – 10名様まで、\2000
(11名以上1人増すごとに\100増)
所要時間 約50分程度 (相談可能)
受付時間 9:00 – 16:00
問い合わせ/ご予約
緑の館/セーファ TEL 098-949-1899
アマミキヨ浪漫の会ホームページ http://amamikiyo.jp/
斎場御嶽インフォメーション

オススメ度
名称
斎場御嶽 (せーふぁーうたき)
住所 [Google Map]
〒901-1511 沖縄県南城市知念久手堅539
営業時間
3月 – 10月 9:00 – 18:00(最終入館17:30)
11月 – 2月 9:00 – 17:30(最終入館17:00)
チケット販売時間
3月 – 10月 17:15まで
11月 – 2月 16:45まで
チケット販売場所
南城市地域物産館 (斎場御嶽の入り口までは約500メートル)
定休日
2022年5月30日(月) – 6月1日(水)
2022年10月25日(火) – 10月27日(木)
*斎場御嶽は聖地としての静寂さを確保し、自然保護の観点から毎年2回旧暦5月1日~3日、旧暦10月1日~3日は休息日となっています。
*注意報・警報が発令された場合は入場制限が行われる場合があります。
入場料金
¥300 (高校生以上)
¥150 (小/中学生)
駐車場
がんじゅう駅・南城、知念岬公園(約150台収容)となります。
*斎場御嶽入口までは、徒歩7 – 10分(約400m)です。
公式サイト
https://okinawa-nanjo.jp/sefa/
施設サービス情報
車イス・ベビーカーなどでは入場できません。
斎場御嶽への行き方
那覇空港から斎場御嶽へモノレール、バスで行く場合

バスは1時間に1本から2本と数が少ないため、ご注意ください。
ゆいレール時刻表はこちら(公式サイト)
那覇空港から斎場御嶽へタクシーで行く場合
約45分、料金は約5600円です。交通状況により時間、料金ともこれより多くかかる場合があります。
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