室生寺:美しい太鼓橋を渡り国宝や重要文化財が並ぶ境内へ

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奈良県宇陀市にある室生寺 (むろうじ)は、西暦770年 – 781年の間の奈良時代末期に建てられた、真言宗室生寺派の大本山にあたるお寺です。

室生寺を創建したのは、賢憬 (けんけい)という興福寺の僧で、当時の皇太子 (後の桓武天皇)が病に伏せた際、その平癒を願って建てられました。

ここ室生寺は、古くから女性の参詣が可能だったことから、“女人高野”の別称とも呼ばれ、病気平癒にご利益のある場所として親しまれいます。(真言宗の聖地として知られる高野山は、かつて女人禁制の地であったため)

現在の室生寺の姿に整えたのは、賢憬の弟子である修円 (しゅえん)とされており、修円を実質的な創建者と考える人も多い様です。

目次

室生寺の見どころ。境内への入り口“太鼓橋”

宇陀市を上下に縦断するように伸びている県道28号。室生寺はその通りから室生川を隔てた反対側にあるため、境内へ行くためには橋を渡る必要があります。

太鼓橋は室生寺の玄関口とも言える橋で、その直線上には表門が置かれています。
春には桜が咲き、また秋には綺麗な紅葉が見られるスポットとなっており、フォトジェニックな写真が撮れるとしてカメラを持った参拝客の多くがここで立ち止まります。

室生寺の見どころ。金剛力士像が参拝客を見守る“仁王門”

太鼓橋の奥に見える表門は、普段参拝客は通ることができません。橋を渡り終えたら右へと川沿いに進んでいきましょう。
そして見えてくる受付所で入山料を支払い、少し歩くと“仁王門”が見えてきます。

仁王門の柱内には、二体で一対の金剛力士像が配されており、寺の中に悪い運気を入れさせないという役割があります。
この門は江戸時代に一度焼失していて、現在見られる仁王門は1966年に復元されたものとなります。

また鎌倉時代の古地図には、仁王門のさらに奥に “二天門”と呼ばれる門があったと記されており、江戸末期に至るまでのどこかで消失してしまいました。

室生寺の見どころ。“金堂”

“金堂”は、仁王門を抜けて、階段を登った先に見えてきます。
平安時代の初期にはすでに建立されていた歴史ある建物で、それから千数百年間、参拝客を見守り続けています。(江戸時代には一部増築が行われています)

建物は国宝にも指定されており、また内部に安置されている本尊の釈迦如来立像も同じく国宝指定を受けています。
他にも堂内には、文殊菩薩立像 (重要文化財)、薬師如来立像 (重要文化財)、地蔵菩薩立像 (重要文化財)が横一列に並んでいるほか、その手前には十二神将立像 (全12体のうち6体)が配置され、荘厳な雰囲気となっています。

十二神将立像の残りの6体と、かつて金堂に安置されていた十一面観音立像 (国宝)は、同じ境内の寶物殿で展示されているので、来訪時は合わせて拝観しましょう。

室生寺の見どころ。“五重塔”

室生寺の五重塔は、金堂と同じく平安時代初期頃に建てられたもので、国内に約80塔ある五重塔の中でも最小サイズの塔となります。

1998年には台風の影響によって倒れた巨木が五重塔に直撃し、大きな被害を蒙りましたが、約2年間かけて綺麗に修復作業が行われ、それから今日に至るまで、室生寺のシンボルとしてあり続けています。

室生寺インフォメーション

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名称
室生寺
住所 [Google Map]
〒633-0421 奈良県宇陀市室生78
営業時間
9:00 – 16:00
寶物殿
9:30 – 15:30
入場受付は15時までとなります。
入山料
¥600 (大人)
¥400 (子供)
寶物殿を観覧する場合は、別途一律400円が必要です。
駐車場
100台 (1回¥600)
公式サイト
http://www.murouji.or.jp/
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室生寺への行き方

新大阪駅から室生寺へ行く場合

奈良県には新幹線の駅はありません。新幹線を使っての奈良旅行を計画している場合は、新大阪駅、もしくは京都駅から電車を使って奈良に行く必要があります。

新大阪駅から室生寺へ行く場合は、JR神戸線、大阪環状線、近鉄大阪線を乗り継いで行くことができます。最寄り駅となる室生口大野駅からのバスは、1時間1本間隔でしか出ていないため、時刻表チェックを怠らないように注意しましょう。

京都駅から室生寺へ行く場合

室生寺へは、京都駅から電車とバスを使って行くこともできます。
移動時間に大差はありませんが、乗り換え回数は京都駅から行く方がシンプルとなっています。

室生寺の周辺スポット

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