あすき焼きは、肉や野菜を醤油や砂糖と一緒に、浅い鍋で煮込み、溶いた生卵と一緒に食べる料理です。
一般的にお肉は薄切りの牛肉を使いますが、豚肉や鶏肉を使う事もあり、鶏肉の場合には「鶏すき」、豚肉の場合には「豚すき」とも呼ばれます。
お肉以外には春菊、長ネギ、焼き豆腐、椎茸などが入れられるのが一般的で、その他にもキノコ類や白菜、お麩なども鍋に入れられます。
一般家庭では、醤油、砂糖、みりん、お水を入れた鍋に肉や野菜を入れて煮込む事が多いですが、すき焼き専門店や旅館の食事の場合は少し異なります。最初に肉だけを鍋に入れて焼き、そこに醤油、砂糖で味をつけ、肉の味を楽しんだ後に、酒や水をいれ、野菜等と煮て食します。
すき焼きは京都が発祥の地と言われており、関西ではこのような食べ方を「すき焼き」と言い、予めつゆで満たされた鍋の中に具を入れて煮込む食べ方は「牛鍋」と言って区別する事もあります。
すき焼きに使われる主な食材

牛肉








すき焼きが食べられるところ

すき焼きの専門店やカジュアルレストラン・ファストフードのメニューの一つとして食べる事ができます。
専門店では主に和牛などの高級なお肉を使用する事から、5000円~20000円程で高級な和食に分類されます。
もっと手軽に楽しみたい場合には、ファーストフードやカジュアルレストランで700円~1500円程で食べる事ができます。
また、焼肉のチェーン店では、すき焼きを食べ放題で提供しているお店もあり、2500円~4500円程でお腹いっぱい楽しむ事が出来ます。
高級店
1869年に創業した京都で初の牛肉屋が営む、老舗のすき焼き店です。
京都の3店舗以外にも、大阪に1店舗、東京に2店舗を構えています。
公式ホームページ:http://www.moritaya-net.com/
今半本店は東京の浅草にある1895年創業の老舗です。
入り口は大衆食堂風ですが、中庭を進んで奥には純和風の建物があり、お座敷の席が用意されています。
※今半と名の付く料理店が他に4店舗ありますが、暖簾分けされた別の店舗ですので、予約や問い合わせの際には注意しましょう。
住所:〒111-0032 東京都台東区浅草1-19-7 [Google Map]
公式ホームページ:https://imahan-honten.co.jp/
京都にある140余年の歴史をもつ、老舗のすき焼き店です。
行灯に瓦屋根の風情のある店舗が有名な本店、京都の中心部でアクセスの良い高島屋京都店、精肉販売店と併設で気軽に立ち寄れる大丸京都店が有ります。
■本店
住所:〒604-8035 京都府京都市中京区桜之町405 [Google Map]
■高島屋京都店
住所:〒600-8520 京都市下京区四条通河原町西入真町52番地 [Google Map]
■大丸京都店
住所:〒600-8441 京都府京都市下京区四条通高倉西入ル西町79 [Google Map]
公式ホームページ:https://www.mishima-tei.co.jp/
チェーン店・カジュアルレストラン
和洋折衷の定食を提供する「やよい軒」では、すき焼き定食を手ごろな価格で食べる事が出来ます。
全国展開
公式ホームページ:https://www.yayoiken.com/
ファストフード
日本全国チェーン店を持ち、牛丼をはじめとしたバラエティ豊富なメニューを展開している吉野家なら、1000円以下ですき焼き鍋を食す事が出来ます。
全国展開
公式ホームページ:https://www.yoshinoya.com/