日本人の文化として定着する“温泉”。我々が公衆浴場に興味惹かれる理由とは

日本人のライフスタイルに、根強く定着している”公衆浴場文化”。
その中の温泉というくくり外して見てみても、銭湯や健康ランドと言った温浴施設もあり、もはや私達の生活から切り離して考えることは難しいでしょう。

最近ではお風呂の湯船には浸からずに、シャワーだけで済ませてしまう人も多くなっている様ですが、この記事を読めばきっと温泉などの公衆浴場へでかけたくなるハズ!

目次

源泉数は2万7千本超

日本は豊富な水資源と温泉の数から、世界屈指の温泉大国と言われています。

温泉の数は2万7000以上も存在し、源泉の噴出量は毎分250万リットルにも上ります。
25mプールは、貯めるのに約48万リットルの水が必要となるので、1分間で5つ以上のプールを貯められる量です。

源泉数の多い都道府県は、

1位:大分県 4445湯
2位:鹿児島県 2,755湯
3位:静岡県 2,252湯

そして4位 北海道:2,173湯、5位 熊本県:1,352湯と続きます。

たくさんの温泉を楽しむ旅行をしたい場合は、これら都道府県へ足を運んでみるのもいいかもしれません。

1位の大分県と言えば有名な別府温泉があり、湧き出る泉質の種類も非常に豊富です。また、別府温泉は“泉都”と呼ばれるだけあって、街一体に湯けむりが立ち昇り、雰囲気は満点!温泉好きには特にオススメですよ。

古くから日本人の精神に浸透する温泉文化

今も営業を続ける兵庫県の有馬温泉、和歌山県の南紀白浜温泉、愛媛県の道後温泉は、「日本三古湯」と呼ばれており、西暦720年に完成したと伝わる日本最古の正史「日本書紀(にほんしょき)」にも登場します。

また西暦733年に完成された、今の島根地方の歴史や伝承を記した歴史書「出雲国風土記(いずものくにふどき)」には、このような一文があります。

温泉(ゆ)が湧いている。それで男も女も老人も子供も、あるいは道路を行き交い、あるいは海中を浜辺に沿って行き、毎日集まり市がたったような賑わいで、入り乱れて宴をして楽しむ。一度温泉を浴びればたちまち姿も麗しくなり、再び浴びればどんな病気もすべて治る。昔から今に至るまで、効き目が無いということはない。だから、土地の人は神の湯と言っている。

出典元 : 出雲国風土記 現代語訳より

これは島根県の玉造温泉のこと指し記したもので、当時から温泉は地元住民に愛され、病の治療等にも使われていたことがわかります。

温泉に浸かることで病を治癒したり、健康促進を促す行為を”湯治”と言います。
この記事では日本で入浴できる温泉の効能をまとめています。泉質によってどの様な効果があるかを知っておくと、温浴もきっと楽しくなるハズ!

幅広い層に楽しまれる現代の公衆浴場文化

前述の歴史書が書かれた頃の日本には、鉄道・車はもちろん存在しませんので、温泉は湧出地周辺に住んでいた一握りの住民しか楽しめませんでした。
しかし、現代は掘削技術が発展したため、いたる所で温泉を掘ることが可能となり、全国の温泉施設は20,795軒もあります(2018年3月末時点)。

温泉施設だけでもこれだけの数がありますが、温泉水を使用していない公衆浴場も日本各地には多数存在しています。

中でも健康ランドスーパー銭湯は、温浴行為にエンターテイメント要素、リラクゼーション要素が加えられた浴場施設と言っても差し支えはないでしょう。湯船の種類はバリエーションに富んでいて、一つ一つ楽しみながら入浴していくだけで逆上せてしまう程です。

日本で温泉文化を楽しもう!

温泉の歴史、楽しみ方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

旅行先を選ぶ時に、温泉をメインディッシュに行程を選ぶ人は少ないかもしれませんが、良い温泉に浸かることで、旅に添える素敵ないい思い出となることでしょう。

その際、公衆浴場のマナー・ルールを守ることをお忘れなく!


この記事は訪日観光客へ向けて書かれた記事ですが、日本人の中でもルール・マナーを守れていない人がいます。
自分の所作に問題がないか今一度確認してみてはいかがでしょう?

※本記事に掲載されている内容や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認ください。
また、内容に関する修正のご依頼はこちらよりお願いいたします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次