オススメ度
年間280万人を超える観光客が訪れる沖縄の首里城は、沖縄の歴史・文化を象徴する城です。
1879年 (明治12年)まで存在した琉球王国の行政機関「首里王府」の中枢で、政治・外交・文化の中心地であるとともに、琉球国王が住む王宮でもありました。
詳細な創建の年代はわかっていませんが、14世紀頃と言われており、中国や日本との交流があった事から、首里城は随所に中国や日本の建築文化の影響を受けた様子がうかがえます。
首里城は過去にいく度もの火災を経験し、その都度に10年もの時間をかけながら再建されてきました。
2019年の火災は歴史上5度目の火災となり、現在、12年間の計画で復興作業が進められていますが、その様子を観光客が見られる工夫がされており、火災を免れたエリアと共に見学が可能です。
なお、首里城が世界遺産である事は広く知られていますが、正確には首里城跡 (しゅりじょうあと) が対象であり、建物や城壁などは世界遺産に含まれていません。そのため2019年の火災後も世界遺産登録は取り消されていません。
在りし日の正殿
2019年に焼失した正殿は1992年に復元されたもので、18世紀初めに再建、沖縄戦で焼失した正殿がモデルでした。
中国の宮廷建築と日本の建築様式を併せ持ちつつ、琉球独特のたたずまいをもつ正殿は2026年に復元が完了する予定です。

琉球文化のシンボル「守礼門」 (しゅれいもん)

首里城を訪れて最初にくぐる門が守礼門 (しゅれいもん)です。
扁額(へんがく)に書かれている「守礼之邦(しゅれいのくに)」とは、「琉球は礼節を重んずる国である」という意味です。

1853年、アメリカ軍人のペリーは日本の浦賀を来航する前に琉球へ訪れ首里城を訪問しました。この守礼門をくぐり、首里城に入った様子が残されています。

琉球文化のシンボル的存在の守礼門は、2000年に開催された沖縄サミットを記念して同年7月19日に発行された2000円札にも描かれています。
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)

この石門は人が通る為の門ではなく、琉球国王が外出するときに安全祈願していた礼拝所です。そして門の後ろには園比屋武御嶽 (そのひゃんうたき) と呼ばれる森があります。
2000年11月、首里城跡などとともに、琉球王国のグスク及び関連遺産群としてユネスコの世界遺産 (文化遺産) に登録されました。
歓会門 (かんかいもん)

歓会 (かんかい) とは歓迎するという意味があり、首里城へは中国皇帝の使者を招いた際に、それらを歓迎するという意味で、この名が付けられました。
首里城インフォメーション
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オススメ度
名称
首里城 (首里城公園)
住所 [Google Map]
〒903-0812 沖縄県那覇市首里当蔵町3丁目1-1
営業時間
無料区域 (歓会門 / 木曳門 / 久慶門 / 継世門) 8:30 – 18:00
有料区域 (奉神門 / 世誇殿 / 東のアザナ) 9:00 – 17:30 (入場締切17:00)
定休日
無し
(首里杜館のみ7月の第1水曜日とその翌日)
入場料金
¥400 (大人)
¥300 (高校生)
¥160 (小 / 中学生)
5歳以下は無料
支払い方法
広福門券売所で使用可能なクレジットカード、電子マネー
クレジットカード
VISA / MasterCard / AMERICAN EXPRESS / Diners Club / JCB / DISCOVER / 銀聯カード
電子マネー
WAON
ショップ 紅型 紅型B1 球陽 / レストラン 首里杜 / カフェ 龍樋では下記も使用可能
クレジットカード
DC / NICOS / NICOS / UFJ / OSC
電子マネー
交通系ICカード / LINE Pay / PayPay / au PAY / Alipay / WeChat Pay / Edy / OKI Pay
駐車場
8:30 – 18:00
50台 – 116台 1回 ¥320 利用時間は3時間以内
公式サイト
https://oki-park.jp/shurijo/
施設サービス情報
このアイコンはなに?
その他の情報
日本円以外は米ドルのみ利用が可能
スマートフォンアプリによる英語、中国語に対応したオーディオガイドあり
首里城への行き方
那覇空港から首里城へ行く場合

那覇空港からゆいレール (モノレール)を利用して首里駅で下車します。その後、徒歩のみで約16分、バスを利用すれば下車後は徒歩1分で首里城の守礼門へ到着します。
ゆいレール時刻表はこちら(公式サイト)
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