オススメ度
縮景園 (しゅっけいえん) は江戸時代初頭の1620年に広島藩主の浅野長晟 (あさの ながあきら 1586 – 1632年) が築成した大名庭園です。
当初は「泉水屋敷」と呼ばれていましたが、江戸時代初期の儒学者林 羅山 (はやし らざん 1583 – 1657年) が作った詩の序文の「海山をその地に縮め風景をこの楼に聚む」から「縮景園」の名が付き、そう呼ばれるようになりました。
1758年、宝暦の大火によって庭園内の多くの建物の焼失。その後大改修が行われ、1940年に浅野氏より広島県に寄贈されました。1945年に原爆により再び壊滅的な状態になり、そこから30年かけて改修され、現在に至ります。
一番美しく見えるように計算され、配置された縮景園の植物たち

ウメやサクラ、ツバキ、ヤマハギ、ハナショウブなど沢山の種類のお花を季節ごとに楽しむ事ができるのも縮景園の魅力です。それぞれが美しく見えるよう、例えばサクラやモミジなどは針葉樹の緑とのコントラストで一層美しく見えるように考えられ、配置されています。
跨虹橋 (ここうきょう)

縮景園のシンボル的な存在でもある跨虹橋は柵もなく、急で少々注意が必要ですが、実際に渡ることができます。他にも少し勇気が必要そうな細い石橋などがあります。くれぐれも足を滑らせない様、気を付けましょう。
池には鯉が沢山いて、園内で買った餌をあげる事ができます。
隣接している「広島県立美術館」とあわせて巡るのがおすすめ
隣接した場所には広島県立美術館があり、広島にゆかりのある画家の作品や、日本やアジアの美術工芸品が多く収蔵されています。子供連れでも楽しめるサービスや、縮景園の景色を眺めながら食事を楽しめるレストランや、カフェも併設されています。
縮景園とのセットで入場料がお得になるので、あわせて訪れてみてはいかがでしょう。
名称
広島県立美術館
住所 [Google Map]
〒730-0014 広島県広島市中区上幟町2-22
開館時間
9:00 – 17:00 (入場は16:30まで)
3月31日までの金曜日は19:00まで (入場は18:30まで)
4月1日以降の金曜日は20:00まで (入場は19:30まで)
休館日
月曜日、年末年始(12月25日 – 1月1日)
特別展によっては会期中・祝日・振替休日を除く。
入場料金
美術館
¥510 (一般)
¥310 (大学生)
無料 (高校生 / 18歳未満 / 65歳以上)
65才以上の人は、年齢の分かる公的証明書が必要
みどりの日 (5月4日)と文化の日(11月3日)は、所蔵作品展が無料で観覧できます。
特別展の観覧料は、各展覧会によって異なります。なお、特別展の観覧券で所蔵作品展もご覧になれます。
美術館と縮景園のご利用 (縮景園セット)
¥610 (一般)
¥350 (大学生)
駐車場
最初の1時間 ¥360 / 以降30分毎 ¥180
公式サイト
https://www.hpam.jp/museum/
施設サービス情報
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縮景園インフォメーション
- 掲載している観光地は、新型コロナウイルス感染対策により、運営内容が変わっている可能性があります。最新情報は公式サイトで確認してください。

オススメ度
名称
縮景園
住所 [Google Map]
〒730-0014 広島県広島市中区上幟町2-11
開園時間
9:00 – 17:00 (10月1日- 3月15日)
9:00 – 18:00 (3月16日- 9月30日)
休園日
12月29日 – 12月31日
入場料金
縮景園のみ
¥260 (一般)
¥150 (高 / 大学生)
¥100 (小 / 中学生)
縮景園と美術館のご利用 (美術館セット)
¥610 (一般)
¥350 (大学生)
駐車場
最初の1時間 ¥360 / 以降30分毎 ¥180
公式サイト
https://shukkeien.jp/
その他の情報
ボランティアガイドについては下記を参照してください。
https://shukkeien.jp/guide/volunteer/
縮景園への行き方
広島駅から縮景園 (広島県立美術館)へ路面バスで行く場合

広島駅から縮景園 (広島県立美術館)へバスで行く場合
新型コロナウイルス感染症の影響により全便運休です。(2022年3月時点)

広島駅から縮景園 (広島県立美術館)へ徒歩、もしくはタクシーで行く場合
広島駅から縮景園までは1kmほどで、徒歩で約12分です。
タクシーを利用する場合は570円程ですので、3名もしくは4名の場合はバスよりも安く済ませる事が出来ます。
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縮景園では美しく見えるよう計算しつくされた庭園景観が魅力!
縮景園 (しゅっけいえん) は江戸時代初頭の1620年に広島藩主の浅野長晟 (あさの ながあきら 1586年 – 1632年) が築成した大名庭園です。 当初は「泉水屋敷」と呼ばれていましたが、江戸時代初期の儒学者林 羅山 (はやし らざん 1583 – 1657年) が作った詩の序文「海山をその地に縮め風景をこの楼に聚む」から「縮景園」の名が付き、そう呼ばれるようになりました。 -
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